女子ラグビー部
昨年、関東学院六浦中高に女子ラグビー部が誕生。
中高各2人ずつでスタートした同部に今年、新しいメンバーが加わり、本格的な活動がスタートしました。
神奈川県で初の女子ラグビー部
４月から新入部員も加入。高校生は７人制の試合に出場できる人数になった
2015年から活動がスタートした関東学院六浦中学校・高等学校の女子ラグビー部。神奈川県内では初の創設で、女子のプレーヤーには朗報となりました。今年は中高それぞれに新入部員も加わり、さらにパワーアップしそうです。今回は女子ラグビー部1期生となった4人の生徒と顧問の林広大先生に話を伺いました。
幼稚園や小学生の頃からタグラグビーに親しんでいたという4人。高2の小畑結依さんと河部春香さんは中学時代、学校では別の運動部に入り、外部のクラブでラグビーを続けていましたが、今回の創部に伴い、同校に入学しました。一方、中2の野本葵さんと岡田一那さんは小6の時に女子ラグビー部ができることを知り、同校を受験。4人はこの1年、男子部員と一緒に活動してきました。男子ラグビー部は部員数も多く、一緒に練習できることは勉強になるのだとか。「ラグビーの魅力は身長の高い人、低い人、体重などに関わらず、ボールを持ったら活躍できること。体格に応じた役割があります。練習はきついけど、やり切ると達成感がありますね」（河部さん）
「今年は人数が増えたので、全国大会を目指し、結果を残したい。女子ラグビー部ができたというだけの話題で終わらせたくありません」（小畑さん）、「毎日の練習でレベルアップして力をつけたい」（野本さん）、「チームのみんなについていける体力を身につけたい」（岡田さん）と、それぞれの思いを語ってくれました。
初心者、経験者それぞれの個性を引き出すチーム作り
顧問の林先生は、高校時代に花園の全国大会を経験した実力の持ち主。その後、関東学院大学に進み、ラグビー部の大学選手権優勝に貢献。社会人ラグビーも経験した後、関東学院六浦中高の社会科教諭として赴任。ラグビー部の指導にあたり、今年で9年目となりました。
「今回、女子ラグビー部創設のきっかけとなったのは、県のラグビー協会からの要請。小学生女子の競技者の卒業後の受け皿がなかったため、本校で創部することになりました。最初は男子と一緒に活動すると、どうしても男子が遠慮してしまう部分があったのですが、だんだん女子も自然に溶け込めるようになってきました」と林先生は話します。今年は女子のラグビー経験者もコーチに就任し、女子チームとして活動していくことになります。「女子も早く自分たちの色が出せるようにチーム作りを進めていきたいですね。男子同様、初心者の入部も大歓迎です。男女とも初心者も経験者もそれぞれの個性を引き出せるような指導をしていきたいと考えています」と林先生。全国でも珍しい女子ラグビー部が今後、どのように成長していくのか楽しみです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
関東学院六浦中学校
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