地学部
約40あるクラブの加入率は、ほぼ100%。興味や関心のあることを徹底的に追求する楽しさを経験し、仲間とともに学ぶ力を育てます。今回は地学部をご紹介しましょう。
桐朋中高の地学部には、天文班・気象班・地質班とロケット班の4つの班があり、一人の生徒が一つ以上の班に所属して活動しています。活動の内容は、それぞれの興味・関心により自由に決めています。活動日は週に三日あり、最上級生を中心に報告や方針の確認をしてから活動を始めます。中学一年生から高校二年生までおよそ四〇名が所属し、先輩が後輩を指導しつつ、学年の壁を越えて和気あいあいと活動しています。
天文班では、新校舎に新しく設置された40cm射望遠鏡を使っての変光星の観測や、太陽観測所にある屈折望遠鏡で毎日昼休みに太陽の黒点観測をしています。また、本校には本格的なプラネタリウムがあり、地学部のプラネタリウム上映は文化祭や学校説明会で好評を博しています。
地質班では週末に様々なところに行き、鉱物採集や巡検をしたり、勉強会を開いたりして学識を深めています。近年は、7月下旬に山梨県で行われる東西中高交流砂金掘り大会に出場し、全国に名だたる学校を押さえ、2年連続の優勝を果たしています(写真)。文化部にもかかわらず、室外でスットップウォッチを片手に、大汗をかきながらパンディング皿をふるい、先生方に熱中症を心配されながら練習した賜です。
ロケット班は黒色火薬を使った本格的なモデルロケットを自作し、6月上旬の文化祭で打ち上げを披露したり、11月に行われる全国モデルロケット大会に出場したりしています。昨年は悲願の優勝を勝ち取ってきました。
このように、班ごとで様々に活動する一方、文化祭(桐朋祭)に向けての準備や夏休みの合宿、学校に宿泊しての夜間観測などでは全員で活動しています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
桐朋中学校
[学校HP]http://www.toho.ed.jp/
〒186-0004 東京都国立市中3-1-10
☎ 042-577-2171
最寄駅/
JR中央線「国立駅」・JR南武線「谷保駅」徒歩15分。「国立駅」から京王バス「桐朋学園」。「国立駅」「谷保駅」から立川バス「桐朋」。