私学探検隊

一貫生を対象に授業では経験できない 大学の学びを体験する研究プログラム

将来必要な力を身につける課外講座「学術研究入門」
横須賀学院は青山学院大学とのつながりが深く、青山学院大学や青山学院女子短期大学への推薦入学枠も設定されています。この制度は中高一貫生を優先して適用されています。
その内部推薦基準の一つとして行われているのが「学術研究入門」という課外講座で、今年で4年目になる取り組みです。

「学術研究入門は、高校1年生を対象に全15回実施します。これは大学に進学した後に必要となる“考える力”“調べる力”“発表する力”“議論する力”を身につけるための取り組み。通常の授業とは異なり、自分でテーマを見つけ、課題に取り組んでいきます。大学に入って自分がどのような研究をしたいのかを探るきっかけにもなると考えています」と話すのは、この課外講座を担当する織田和家先生。高校と大学で大きく違うのは学びのスタイル。高校から大学に学びの場を移すことは、学び方も変わるということ。高校の授業を体験しているだけでは、大学での学びに戸惑うことも多いと言います。「自分で考え、自分でまとめていく」というのは大学の勉強スタイル。それを高校1年生の時点で体験することは大きな意味があります。
先の4つの力は、大学で発揮するだけではなく、高校での勉強や社会に出てからも役立つ力。そのために通常授業とは異なる「学び」を経験します。

夏休み期間中には「大学の学び」として、1班7~8人で課題についてのグループワークを行う

夏休み期間中には「大学の学び」として、1班7~8人で課題についてのグループワークを行う

研究の基礎を学びながら自分で課題研究を進める
まずは“調べる力”として調査の基礎を学びます。インターネットを使うときの注意や、引用の仕方・著作権への留意・参考文献の書き方などの基本事項を学び、調べるとはどういうことなのかを学習します。次に、自分の興味・関心のあることを研究課題として設定し、研究計画書を作成。夏休み期間をかけて研究を進めていきます。生徒は自分で決めた課題ということもあり、熱心に取り組み、調べ、まとめていきます。

そして、それを発表するために、プレゼンテーションの方法を学んでいきます。

「自分の興味関心のあるテーマを見つけることは、自分の興味=将来やりたいことを改めて考える機会にもなります。それが進路や将来の夢として認識されることになり、今、自分が学んでいることや授業が受験につながり、その先に大学での学びがあることを実感します」と織田先生。
2学期にはディベートを実施。競技形式のディベートで、時間を計り、勝敗をつける方式で行います。

また、横須賀学院では高校の3年間で青山学院大学全学部の講義を大学キャンパスで受講する高大連携授業も行っています。高校生のうちに大学での学びをいろいろな形で体験することで、進路選びや進学後の学びでも自信を持って進んでいける力を十分に養っているのです。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

横須賀学院中学校
[学校HP]http://www.yokosukagakuin.ac.jp/
〒238-8511 神奈川県横須賀市稲岡町82
Tel. 046-822-3218

最寄駅/
京急本線「横須賀中央駅」徒歩10分。JR横須賀線「横須賀駅」からバス5分「大滝町」徒歩5分。

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