“好奇心”を求めて、 グローバル入試・2教科入試を新設!
シスターの中村葉子さん(東ティモール民主共和国政府より東ティモール功労賞を受賞)、法政大学総長の田中優子さん、ブランドプロデューサー柴田陽子さんら、各界で活躍する女性を多数輩出している清泉女学院が、2017年度入試より、グローバル入試・2教科入試を実施します。その背景や入試の概要、展望などを、佐藤美紀子教頭と濱田京子先生(広報室長)に伺いました。
—清泉女学院といえば、倫理や宗教の授業の充実に定評があります。世界が抱える問題に触れる機会が多く、社会貢献力が育つ学校というイメージがありますが、帰国生入試に続き、グローバル入試を導入する背景には、そうした風土が関係しているのでしょうか。
佐藤先生 本校は、スペインから来日した4名のシスターによって戦後すぐに創立されました。当初から、キリスト教の世界観に基づいたグローバルな教育を行っており、中高6年間を通して自己を確立し、建学の精神である『世界平和』や『地球環境』のために貢献できる女性の育成を目指しています。充実しているグローバルプログラムを、より鮮やかに、実践に結びつけたいという意図をもって導入したのが、2月1日の午後に、英語だけで受験できる『グローバル入試』です。この入試は日本国内の小学校、もしくはインターナショナルスクールを卒業見込みの方で、小学校3年までに帰国された方なら、どなたでも受験できます(小学校4年以降に帰国された方は、別途実施している『帰国生入試』となります)。
—グローバル入試は英語だけで受けられるのですね。
佐藤先生 ある程度の英語力を身につけている生徒が、中学校で初歩から学ぶのではもったいないですよね。『グローバル入試』の最大の魅力は、中1からARE(英語の取り出し授業)で学べるということです。現在、『帰国生入試B方式』で入学した生徒(中1)がARE(週6時間のうち5時間をネイティブ教員が担当)で学んでいます。オールイングリッシュの授業の中で、ディスカッションをしたり、エッセイを書いたり、発表したりするため、「入学前に身につけていた英語力をベースに伸ばすことができる」「授業が楽しくて、ますます英語が好きになった」と好評です。ネイティブの先生には、題材の中に、世界の現状や課題など、一般教養も取り入れるようお願いしていますので、今後ますます好奇心をくすぐられる授業になると思います。
濱田先生 教科の学びで得られる深い思考力もグローバルに活動するためには欠かせません。『グローバル入試』で入学する生徒たちが、中3・高1あたりから主体的にグローバルプログラムに参加していくことで、いわばファシリテーター的な役割を果たしていってくれるのではないかと期待しています。
国際理解・グローバル教育プログラム(抜粋) ■ニュージーランド短期留学 (約3ヶ月間/中3・高1) ■ニュージーランド夏期語学研修 (約12日間/高1) ■清泉インターナショナル交流プログラム (1週間通学/中3) ■ベトナムスタディツアー (4泊5日、2017年度より実施/高1・高2) ■多言語講習 (スペイン語/高2・高3) ※中国語を加え、中学から実施予定★すべて希望制。この他にも多彩なプログラムを実施しており、興味関心に合わせて参加できます。 |
|
|
2017年度 入試日程
帰国生試験1期 | 12月26日 | 8:45~ | A方式 | ・作文・算数・日本語による面接 |
B方式 | ・作文・算数・英語・英語による面接 | |||
1期 | 2月1日 | 8:45~ | ・国語・算数・理科・社会 ※1月中に事前面接有 |
|
NEW2期 | 2月1日 | 14:30~ | グローバル入試 | ・英語・英語による面接 |
2教科入試 | ・国語・算数 | |||
16:00~ | グローバル入試 | ・英語・英語による面接 | ||
2教科入試 | ・国語・算数 | |||
3期 | 2月3日 | 8:45~ | ・国語・算数・理科・社会 | |
帰国生試験2期 | A方式 | ・作文・算数・日本語による面接 | ||
B方式 | ・作文・算数・英語・英語による面接 |
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
清泉女学院中学校
[学校HP]http://www.seisen-h.ed.jp/
〒247-0074 神奈川県鎌倉市城廻200
Tel. 0467-46-3171
最寄駅/
JR東海道線、横須賀線 京浜東北線 湘南新宿ライン「大船駅」からバス5分。