〈鎌倉から世界へ発信する〉 6カ年一貫のキャリアプログラム
鎌倉から日本、世界へ視野を広げるフィールドワーク
鎌倉女学院では「知的で洗練された女性エリートの育成」を目指し、その教育実践の一つとしてキャリアプログラムを実践しています。フィールドワークや社会体験、多種多様な方々との関わりの中から多くのことを学びとり、自分自身を高め、未来を切り開いていく力を涵養していくことを狙いとしています。
中1~中2は「社会を知る」をテーマに学びます。鎌倉女学院のフィールドワークは、リサーチ・体験・シェアリングで構成されており、例えば、1万分の1地図を持って鎌倉散策に出かけ、地域の自然や地理を実感したり、鎌倉の町で働く人たちを取材し産業について学んだり、寺社や文学館を訪れ歴史や文学に触れていきます。これが同校独自の学びである「鎌倉学」です。「鎌倉学」で地域について学んだ後は、中3で京都・奈良を訪れ、日本へと目を向けていきます。
同時に、中3~高1は「社会に参画する」をテーマに、中3では「社会人として仕事をするとはどういうことか」また、「自分にできる社会貢献とは何か」について学び、高1では実際に社会体験をします。40ほどの事業所や施設の協力を得て、就業体験やボランティア体験を行い、自己の果たす役割や自分の将来について考えはじめます。
また、社会を知ることで、地球を取り巻く環境問題や人権問題にも目を向け、日本から世界へと視点を広げていきます。それが「鎌倉学」からつながる「国際・環境学」です。
高1では、国際問題をテーマに、多方面でこの問題に取り組んでいる方々から実体験にもとづいた講義を受け、国際学を学び始めます。1泊2日の「国際セミナー」では、学んだことをもとに今の自分たちに何ができるかを議論し、ポスターセッションという形で発信します。一人ひとりの日々の営みが、環境問題に関わっていることに気付き、問題解決に向かうには、異文化理解や世界の政治・経済の理解がかかせないことを実感していきます。高2ではそのフィールドワークとして沖縄へ。異文化理解、環境問題などの観点から、自ら掲げたテーマについて調べ、考え、レポートにまとめるといった課題解決型の学びへと発展させていきます。
様々な人たちの生き方を知り未来の自分を考える
こうしたフィールドワークによる学びの一方で、同校が積極的に取り入れているのが、各界で活躍する女性によるキャリアガイダンスです。キャリアを持って働く女性の具体像や女性起業家の生き方あり方に触れることで、人生を前向きにとらえ、挑戦しようという意欲を高めていきます。OGたちによる大学紹介では、鎌倉女学院で中高6年間を過ごした先輩たちが、学生時代にどんなことに取り組み、考え、それが今どうつながっているのかを知ることができ、生徒たちにとってはとても刺激になります。
こうして様々な人たちの生き方を知ることで、“未来の自分”を見つけていきます。夢を叶えるための第一歩である大学受験で、生徒たちはそれぞれの目標に向かって努力をします。今春の卒業生は、東大4名をはじめ、自らが挑戦した大学への合格を手に入れることができました。生徒各自のチャレンジに大きく影響を与えたのが、6カ年一貫のキャリアプログラムなのです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
鎌倉女学院中学校
[学校HP]http://www.kamajo.ac.jp
〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-10-4
Tel. 0467-25-2100
最寄駅/
JR湘南新宿ライン・横須賀線・江ノ島電鉄線「鎌倉駅」徒歩7分。