“勉強する意味”を知ることが スタート。難関大学合格を支える 中1からのキャリアデザイン
国公立大の医学部を含み、早慶上理・GMARCHの合格者数が80名台と、3年前に比べて約2倍の難関大学合格実績を出し続けている立正大学付属立正。高校からの入学生も増えている同校ですが、「難関大学へチャレンジし、合格を手にしているのは、圧倒的に中学入学生」だと高校教頭で進路指導部長の平林重郎先生は断言します。立正中高での6年間で、生徒たちはどのような将来像を描き、その実現に向けた力を培っていくのか。中学1年生から始まるキャリアデザイン教育について、教えていただきました。
「社会で働くとは?」を知り、「そもそもなぜ勉強をするのか?」の答えを実感する
「本校のキャリアデザイン教育は6年間のサイクルで組まれています。中学では、生徒たちがいつか出て行く社会についてや、仕事をするとはどういうことなのかを知り、将来の方向性をぼんやりとでもつかむことを狙いとし、高校では、進路実現に向けた大学入試の対策がテーマになっています。今春の卒業生が現在の6年間のキャリアデザイン教育体制の1期生になりますが、自分の進みたい分野がはっきりと決まっていて、学問系統に一貫性のある志望校選択をした生徒が多かったと、手ごたえを感じています。
中1の段階から社会を意識させるのは、“勉強をする意味”を早くに実感して欲しいからです。例えば、職業講話の中で卒業生が、『中高時代のこの教科が仕事の役に立っている』とか『こういう勉強をしておくべきだった』と話したり、実際の職場で働く大人たちの姿を目の当たりにしたりする中で、生徒たちは、日々の勉強が将来の仕事・社会にリンクしていることに気づきます。社会とは何か、働くとはどういうことかについて知っていく中で、勉強することの意味を感じていくのです。そうなると、普段の授業への姿勢も自然と変わっていきます。われわれ教員としても、ただ勉強しなさいと指導するのではなく、『勉強をすることで、君たちが将来に向けて進むための推進力・原動力となるアイテムを得られるんだよ』と生徒たちに言うようにしています」(平林先生)
自習をしたり、質問したり、教えあったり。生徒の学びを後押しする立正の校舎 |
生徒を見守り、適した声かけでモチベーションを高め、合格をサポートする教師陣
大学入試で力を発揮し合格を手にするには、学力面での実力アップももちろん必要です。立正中高では、クラス担任による定期面談に加え、模試の成績や授業の様子を元に教科担当の先生からも、生徒への声かけ・面談を密に行っています。
「生徒たちが分からないところを質問したり、教員に相談をしたりする様子は、本校では日常の風景です。休み時間や放課後には、各フロアに設けられたラウンジや職員室のカウンターなどが生徒でにぎわっています。また、ある生徒には継続的な声かけで“ちゃんと頑張りを見ているよ”と励まし、別の生徒へはここぞ、という時に発破をかけて奮起させるとよいなど、生徒の特性を見て指導しています」と平林先生。取材当日も、職員室のカウンターで質問をしていたり、自習室で集中していたりする生徒さんの姿が見られました。
生徒たち自身も『立正の良いところは先生と生徒の距離が近いところ』と口をそろえるように、常に近くで伴走してくれる先生方と温かい雰囲気にあふれる教室・施設が魅力の立正中高。卒業生や近隣の社会人の方の協力の中で、自らの将来をじっくりと考える6年間が、生徒たちの希望進路の実現につながっているのだと実感しました。
立正大付属立正のキャリアデザインプログラム
「社会とは、仕事とは」 を知る中学3年間 |
大学について知り 入試準備をする高校 |
2016大学合格実績 | |||
●職業講話 (1年生) ●職場訪問 ●職場体験 卒業生や近隣の企業・事業所など、さまざまな方の協力を得て、社会に出るとは、働くとは、を身近なこととして考えていきます。 |
●オープンキャンパス訪問 ●学部学科調べ ●進路別コース ●志望大学レベル別 |
【中学内進生のみ・抜粋】 ★国公立大 計3名 ★早稲田・上智・東京理科大計18名 ★GMARCH 計53名 ★日東駒専 計60名 |
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
立正大学付属立正中学校
[学校HP]http://www.rissho-hs.ac.jp/
〒143-8557 東京都大田区西馬込1-5-1
Tel. 03-6303-7683
最寄駅/
都営浅草線西馬込駅西口下車 徒歩5分
東急バス(反01/02)立正大学付属立正中高前停留所下車 徒歩2分
東急バス(森02)長遠寺前停留所下車 徒歩6分。