独立した「グローバル教育センター」を中心に 21世紀を生き抜く力を持つ人材を育成
日本を理解したうえで多様な世界の国を体験
「21世紀を生き抜く力を養うことがわが校の目標。そのためにグローバル教育センター、ICTセンター、アクティブラーニングセンターの3つの部門を設立。実践的に生きる力を学びます」というのは、グローバル教育センター長の山名和樹先生です。
グローバル教育センターではさまざまなプログラムを展開。英語力強化はもちろんのこと、異なる価値観を持つ人とのコミュニケーション、チャレンジ力、主体性を伸ばします。
「グローバル教育の基礎として、最初は“日本を知ること”からスタート。中1では農村の田植え、中2では関西で日本の伝統を体験します」(山名先生)。そのうえで、中3から始まる海外研修旅行(希望制)では、年度や学年によって、アメリカ、イギリス、チェコ・オーストリア、ニュージーランド、ベトナム、フィリピンなどさまざまな国を訪れます。
「フィリピンのセブ島の語学研修旅行では、英語漬けになりながら現地の学校と交流。海外の同世代と“夢”について語り合い、大きな刺激になりました」(山名先生)。
ベトナムでは日本についてのプレゼンテーションや、日本企業のベトナム工場で現地の人たちに喜ばれる商品について提案。海外から日本を発見することができました。
ほかにも、外国大使や外交官を招いた大使館講演、姉妹校の在日インドネシア校との交流、放課後を利用した国際ボランティア体験、高大連携を結ぶ近隣大学と協力した留学生との交流や中国語講座などで、生徒の興味を大きく広げています。
グローバルに生き抜くためには、ツールとしての英語が不可欠です。聖徳学園では現在、6人のネイティブ教員が在籍。ネイティブ教員の職員室には生徒が自由に出入りし、オープンにコミュニケーションを図っています。ネイティブ教員が中心となる放課後の英語勉強会のほか、合宿形式の「イングリッシュシャワー」(中1・希望制)では英語だけの生活をすることで、英語への関心を高めます。
ローカルとグローバルをつなぐ実践的な視野を持つ
「ローカルとグローバルをどうつなげるかを積極的に考えて、実践で学ぶ場もあります」(山名先生)。
地元団体と協力して特産品を販売し、収益を海外研修で訪れたベトナムの孤児に寄付するなどの活動は、ローカルとグローバルを結びつけたアクティブラーニングの好例です。
多様なグローバルプログラムを経験することで、海外への留学や大学進学を希望する生徒も増加。海外留学・進学の相談会を開催し、入口だけでなく出口も手厚くフォローします。また、1年、3カ月と期間が選べる学校の留学プログラムも人気です。
「英語、ICT、アクティブラーニングは、グローバルに活躍するためのツール。そのスキルを使い世界で自由に表現し、グローバルに行動する力を着実に身に付けます」(山名先生)。
帰国生も積極的に受け入れる方針で、2015年度からは同校が第一志望の場合、英・国・算の3教科入試が可能となっています。
「帰国生以外に、小さい頃から学んできた英語で受験する生徒も。得意分野を活かした入試として、将来的には英語単一試験も検討したいです」(入試広報部長・岩崎喜和先生)。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
聖徳学園中学校
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