私学探検隊

英語学習の集大成はケンブリッジ大学での語学研修。 中1からの積み重ねで自己表現できる力を養おう

使える英語を身につけるために、リスニングや発音を重視

自由闊達にして自主性を尊重する校風のもと、自分で考え、判断し、行動できる生徒を育てる桐朋。英語科がめざすのも、大学で通用するアカデミックな英語力はもちろんのこと、自己表現ができる力の習得です。そのために、中学では基礎力をバランスよく身につけることを大切にしています。中でも音声指導に力を入れており、フォニックスで発音を学び、最新機器を備えたCALL教室で発音練習やリスニング力を養います。
この春入学した1年生も「英語が楽しい」と口を揃えるように、学ぶ意欲を引き出す授業が行われる中で、こつこつと力をつけた生徒が「行ってみたい」と心を弾ませるのが、ケンブリッジ大学での語学研修(高1・高2の希望者/12日間)です。今夏は土居卓斗くん(高2)、南平春太くん(高2)をはじめ、36名が参加しました。

本場イギリスで現地の人とかかわり、英語学習への意欲がますますアップ

後半は英語を使うことにも慣れてこの表情。この頃、土居くんは「ミスター ハピネス」と呼ばれていました。物理の講座でロケットを作成。「空気抵抗を生み出しまくる失敗作だったので、顔を描き『ハピネスと名づけた』と説明したら、教授からこの愛称をいただきました」

後半は英語を使うことにも慣れてこの表情。この頃、土居くんは「ミスター ハピネス」と呼ばれていました。物理の講座でロケットを作成。「空気抵抗を生み出しまくる失敗作だったので、顔を描き『ハピネスと名づけた』と説明したら、教授からこの愛称をいただきました」

ケンブリッジ大学の学生寮に3日間滞在。同校の現役学生が Teaching Assistant(以下TA)として、授業だけでなく、生活面もサポートしてくれる環境の中でアカデミックな生活スタイルを体験した後、ホームステイ(1家庭に2名)をしながら、大学での英語レッスンや研修プログラムに臨みました。
振り返れば「圧倒的な成長を遂げることができた12日間だった」と満足げな土居くん。ただ、「最初から楽しく過ごせたわけではない」と言います。「先生には理解してもらえた発音が、ホームステイ先では理解してもらえず、最初はとまどいました」。心を通わせることができたのは、一緒に宿泊していた南平くんとともに知恵を出し合い、工夫を試みることができたから。持参した折り紙できっかけをつかみ、会話を心がけて、最後の夜には感謝の気持ちを込めて得意のピアノと歌で弾き語りを披露。「勉強だけでなく、幅広い興味やスキルを身につけて、人として成長することの大切さを実感しました」
一方、南平くんは、大学でのプレゼンや、TAとのやりとりを通じて「語彙力のなさを痛感した。今後の学習に活かしたい」と言います。「プレゼンのテーマが好きな相撲だったので、(聞き手の)質問に対して自分の考えをきちんと伝えたかったのですが、間を空けずに言葉を返さなくてはと焦るあまり、頭に入っているはずの言葉や構文が浮かびません。思い浮かんだ単語を並べてシンプルな構文で話すしかなく、悔しい思いをしました」
研修でも、相手の意図をくみ取れない、こちらの意図が伝わらない場面があったものの、前向きに取り組めたのは、「みんなで意見を出し合い、考えて、目的を達成するという桐朋イズムが身についていたから。人に頼らず、主体的に行動できたことは大きな自信になりました」

1年生に聞きました!
自主性を尊重する校風だから学校生活が 楽しい!やる気が出る!英語もぐんぐん上達しています
――英語の授業はおもしろい?
小笠原くん「アニメキャラクターのシルエットを出して『Who is this?』と聞かれたら答えたくなりますよね」森田くん「写真や図のチョイスがいいから授業が楽しいです」小笠原くん「何回もリピートしなさいと言われるので、台詞の部分を聴ける音声教材で復習していたら発音が身につきました」久野くん「男ばかりだから、英語の発声も恥ずかしくありません」
――英語が上達したらやってみたいことは?
久野くん「ネイティブの先生とディスカッションしたいです」森田くん「いとこのお父さんが外国人。いとこも英語が話せるので、いつか話してみたいです」
――学校生活は楽しい?
森田くん「先生が優しく接してくれるので、勉強がはかどります」小笠原くん「やれやれと押しつけるのではなく、ある程度の時間の中で、自分で計画を立ててやりなさいという感じなので、毎日こつこつやる人もいれば、まとめてやる人も。自分なりのやり方でできるので楽しく勉強できます」久野くん「緑が多く校舎もきれい。都会の学校では味わえない開放感を味わえます。友達もすぐできました」

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

桐朋中学校
[学校HP]http://www.toho.ed.jp/
〒186-0004 東京都国立市中3-1-10 042-577-2171
最寄駅/
JR中央線「国立駅」・JR南武線「谷保駅」徒歩15分。「国立駅」から京王バス「桐朋学園」。「国立駅」「谷保駅」から立川バス「桐朋」。

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