真の学びは自学自習の習慣化と人間力から 万全のサポート体制と求める生徒像
2009年度から「英数特科クラス」と、「特別進学クラス」の2コース体制をとっている大宮開成中学校。生徒の学力を伸ばすポイントは、「徹底した自学自習の定着」と、「人間力を育てる」という点にあります。
今回はその取り組みについて教頭の松﨑慶喜先生にお話を伺いました。
休み時間には生徒が自然と机に向かう大宮開成の授業とは
一般的に休み時間は生徒にとっての憩いの時間となりますが、大宮開成中学校では授業が終わると、習ったばかりのことをその場で復習する生徒の様子が多く見られます。自学自習の習慣化を徹底している当校ですが、そこには生徒が「勉強の必要性を理解し」「やるべきことが明確に見える」指導があります。「休み時間の過ごし方については特別に指導を行っている、という訳ではありません。授業中に次回までに必要な学習内容を先出しで明確に伝えることによって、休み時間でも生徒が自然と机に向かうようになっていきました。次の授業では何を確認するか、小テストでは何を出すか、それらを明確に提示することで、生徒自身が何をすれば良いのかが分かるのです。1年生も、入学して夏前には自学自習の姿勢が定着してきます。」(松﨑先生)
重視すべきは「当たり前のことができる」ということ
また社会で求められる生徒を育てるために、人間力の指導にも力を入れていることが、生徒の勉強へのモチベーションに繋がっています。「期限を守ったり、約束を守ったり、そういった人として当たり前のことができる人間こそが、社会で求められる人材だと思っています。ただ、そういった意識・習慣は一朝一夕で身につくものではありませんから、中高生の段階で生徒にはしっかりと身につけて欲しいと考えています。時にはうるさく言うこともあります
が、『なぜそれが必要なのか』『なぜそれを求めるのか』を必ず生徒には伝えるようにしています。」(松﨑先生)
「中学入試」が中学生活のスタート
続いて入試問題の特徴と、大宮開成中学校が求める生徒像について、お話を伺いました。
「本校の入試では、決して難問奇問は出題しません。受験生のみなさんがこれまで頑張って勉強してきたことが発揮できる問題となっています。また毎年、受験生の考えを聞く『論述問題』を必ず出題しています。決まった答えがあるものではなく、自分の考えを根拠を示したうえで述べてもらう問題です。これは、入学後も自分の考え・目標を持って成長を続けて欲しいという願いからです。」(松﨑先生)
今年4月に新設した新図書館棟が本格的に活用され始めたことで、プレゼンテーション教育もさらに充実している当校。生徒の将来を考えた指導を行う大宮開成中学校ですが、情報の発信力を育てるために、新たな改革も考えているとのこと。
11月23日(水・祝)には、「入試対策会」が開催されます。ぜひこの機会に、大宮開成に足を運んでみてはいかがでしょうか。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
大宮開成中学校
[学校HP]http://www.omiyakaisei.jp/
〒330-8567 埼玉県さいたま市大宮区堀の内町1-615 Tel.048-641-7161
最寄駅/
JRなど「大宮駅」徒歩19分または国際興業バス「天沼町(大宮開成中学・高等学校前)」。登校日朝にはノンストップ直行便あり。