男女別学でも男女一緒に切磋琢磨するクラブが多数 陸上部は中学男子が駅伝で関東大会に出場! 演劇部は生徒主体の活動で表現力を磨いています
受験勉強同様、努力で開花 陸上部が関東大会出場
陸上部の中学男子長距離チームが、平成28年関東中学校駅伝競走大会に出場しました。予選となる東京都大会で出場権を獲得できるのは144校中わずか4校です。非常に厳しい戦いの中、7位で襷を受け取ったアンカーの伊藤くんは、「絶対に逆転する」という強い思いで走り、2人を抜いて5位に浮上。ゴールまで約200mのところでさらに1人をかわして、チームの目標だった関東大会出場を果たしました。
長距離チームに経験者はほとんどいません。玉井くん、伊藤くんも例外ではなく、中野先生はウォーミングアップの仕方や長距離走に必要なドリルワーク的なことから教えています。それを伊藤くんは素直に受け入れ、本番でも緊張することなく力を発揮すると、入部直後の春季大会でいきなり中1対象の標準記録を突破。1つ先輩の玉井くんはその結果に驚くとともに、駅伝で関東大会出場という夢を描きました。ただ、1人だけでできることではありません。長距離走の練習も決して楽しいものではなく、気持ちが切れることもありました。玉井くん、伊藤くんともに「しばらく練習を休んでしまった時期もあった」と言いますが、普段から1人ひとりに心を配っている中野先生は、その子に合う方法でチームに呼び戻し、彼らのポテンシャルを引き出すメニューを与えました。すると玉井くんは中2・中3対象の標準記録を突破。伊藤くんが誰よりも熱心に練習に打ち込むことでチーム全体が変わっていきました。そこへもう1人、陸上は未経験ながら有望な1年生、小林亮太くん(現在は中2)が入部して、関東大会出場という夢が目標に変わったのです。
「夢だった関東大会が一人ひとりの頑張りで目標に変わり、目標を果たすことができてうれしかった。やればできるという自信がついた」と話す玉井くんは、高校でも陸上を続けることを決意。強化指定クラブで800m走に挑みます。玉井くんから部長を引き継いだ伊藤くんは「個人では3000m走で全国大会入賞が目標。駅伝では都大会で優勝し、全国大会に出場する」と、さらなる高みを目指して新チームを引っ張っています。
一生ものの力が身につく演劇部の表現活動に注目
「大学進学実績がよい上に、演劇部があったから久我山が第一志望になった」という前田莉己さん(中3/中学部長)は、勉強も頑張りながら活動を続ける今野遥加さん(高1/高校部長)とともに、生徒主体で活動する演劇部を牽引しています。「自分たちが演じたい作品をみんなで創りあげることに重点を置いて活動しています。上級生が決めたことをやるのではおもしろくないので、作品選びも配役もみんなで投票して決めています」(前田さん)
演劇を始めると、「普段から人の心情を理解しようとする気持ちが働くようになった」と口を揃える二人。さらに「感情を素直に出さないと伝わらないので自分に正直になりました」(前田さん)「筋肉が動くようになったせいか表情が豊かになりました。コミュニケーションも上手になったと思います。また、演じる人だけでなく、照明や音響を担当している人も大事。公演に向けては『緊張感と責任をもってやり遂げよう』と声をかけています」(今野さん)。
演劇部の作品は秋に行われる文化祭でご覧いただけます。ぜひ学校に足を運んで、同校の活気ある雰囲気を感じてください。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
国学院大学久我山中学校
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