自由研究から論文執筆、海外活動まで 国際社会で、行動できる人材を育てる!
緑いっぱいの広々としたキャンパスの中で、生徒たちの生き生きとした表情があふれる玉川学園。「国際バカロレア(IB)」コースを擁し、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)、スーパーグローバルハイスクール(SGH)にも選ばれるなど、教育の質の高さは、常に注目を集めています。
国際会議・奉仕活動で世界を変える一員へ
長年、国際教育に取り組み、7カ国15校と提携し、昨年も350名近い生徒を海外に派遣、海外からも約340名の生徒を受け入れました。国際機関で働く人材を育成する「グローバルキャリア講座」の開催や「模擬国連」が授業に組み込まれるなど、その取り組みは幅広く、多岐に渡っています。
2005年には、世界中から約170校が参加する国際的な私立学校連盟「ラウンドスクエア」に加盟しました。正式メンバー校として国際会議や奉仕活動に参加し、次世代のリーダーとしての能力と品格を磨いています。年に一度の国際会議は、世界中から集まった生徒たちと5~6日間に渡り、環境問題や貧困問題などについて熱い議論を交わすだけでなく、運営から進行までも生徒たちで行います。英語を使う、自分の意見を言うのは大前提。
「コミュニケーションに苦労する生徒もいますが、通じ合えた喜びを知ることが大切。こう行った体験こそが国際性につながると考えています」と国際交流センターの山中啓道先生は言います。
さらに奉仕活動や野外活動にも参加し、タイの孤児院やユニセフの施設を訪問や、植林などの環境保全活動も行いました。「日本では得難い体験によって、国際情勢も自分のこととして捉えるようになります」(山中先生)。世界で起きていることの中に身を置き、考え、行動することを実体験で学んで、国際人へと成長していくのです。
「学びの技」でスキル習得
挑む課題研究・論文作成
「自学自律」とは、玉川学園の教育信条のひとつ。自分で学び、考え、判断し、行動できる人間を育てるということを表しています。その信条のもと創立以来取り組んでいる授業が、「自由研究」です。生徒たちは、教科の枠にとらわれず自分の興味・関心のあるテーマを見つけ1年間課題研究に取り組みます。
中3(9年生)では、この自由研究をさらに深めるため「学びの技」という授業を1年間履修し必要なスキルを習得します。アクティブ・ラーニングに最適な環境が整った「学園マルチメディアリソースセンター(MMRC)」を拠点に、毎週2時間、研究テーマの設定からリサーチ、プレゼンテーション、論文作成まで、ひと通りのスキルを習得します。秋にはその中間報告として、教育関係者や保護者、在校生に対し各自のポスターの前でプレゼンを行います。質問や指摘、反論を得て、さらなる思考の整理や追加調査につなげ、最終的には3000字以上の論文を作成します。
玉川学園で学ぶのは、教科書の中では収まらない、将来をデザインし、自分で切り開いていくためのスキルや経験です。ここでの6年間で生徒たちは一生ものの力を得ることになることでしょう。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
玉川学園中学部
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