私学探検隊

同じ目標に向かって切磋琢磨することで 強い絆が生まれ、お互いを思いやる心が育まれる

一年間の総仕上げの気持ちで歌にすべての思いを込める

金賞を受賞した3年C組。受賞曲は『奏』。美しい歌声とクラスの一帯感が素晴らしいと高評価

金賞を受賞した3年C組。受賞曲は『奏』。美しい歌声とクラスの一帯感が素晴らしいと高評価

「文武両道」を掲げ「知・徳・体」が調和した全人的人間育成を目指し、協調性や社会性に富んだ創造性豊かな生徒を育てることを基本理念とする共栄学園中学校。毎年3学期に中学全校生徒による「中学合唱祭」が行われます。2017年は2月21日に東京・葛飾区の「かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール」で開催されました。
「生徒たちはもちろん、保護者の方々も楽しみに毎年見に来られるようになり、どんどん会場が大きくなっています。このホールで行うのは2回目なのですが、1318名収容の本格的な音響設備をもったコンサートホールなんです。合唱の練習は、学年合唱と各クラスの2種類。主に音楽の授業の時間を使って行われるのですが、プロの先生にも指導に来ていただいて、50分間みっちり練習することもあります。各クラスの担任もできるだけ時間を作って練習に参加し“もっと声を出さないと聞こえない”“姿勢を正しく、笑顔で歌おう”などと積極的に指導しています」と語るのは広報担当の赤塚雄介先生。
当日は全9クラスが参加して、金賞2クラス、銀賞2クラスが選ばれる他、指揮者賞や特別賞といった賞も用意されています。審査員は音楽教師、教頭、プロの音楽家の人たちで構成され、厳正な審査を行います。
生徒たちは各クラスから選出される合唱祭実行委員と生徒会が中心となって進行・運営を進めます。前回合唱祭実行委員を担当した宗次音くんは「参加曲は各クラスで候補をいくつか出し合ってその中から選びます。歌うパートを決め、ピアノや指揮の担当もみんなで相談します。合唱祭が近くなってくるとパートリーダーが中心になって朝や放課後にも集まって練習することもあります」。
実は合唱祭実行委員が一番忙しくなるのは、当日なのだそうです。
「朝早く会場に入って、ステージ作りをします。なかなか準備が大変なのですが、みんなで協力し合って開場時間までに間に合いました。当日の練習の段取り決めや来場者への案内もしながら、自分も出演するので一日中大忙しでした」と語るのは、同じく実行委員の木曽健心くん。
共に準備を進める生徒会会長の沈素誾さんは「生徒会は当日のサポートが中心なのですが、トロフィーの授与や結果発表を担当しました」。また、副会長の今村志穂さんも「定例会議でいろいろなことを話し合って決めたのですが、当日トラブルが起きないように準備するのが大変でした」と口を揃えて言います。「当日は緊張しすぎて段取りがわからなくなるようなこともあったのですが、周りのみんなに助けられたので嬉しかったです」と会計担当の浦野優羽さんも思いを語ってくれました。
一年の集大成となる3学期の大イベント。2018年は1月23日に開催される予定です。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

共栄学園中学校
[学校HP]http://www.kyoei-g.ed.jp/
〒124-0003 東京都葛飾区お花茶屋2-6-1
Tel.03-3601-7136

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