全員参加の3か月留学がもたらす 実践的英語力の向上と積極的な姿勢
今年度入学時から全員参加へ
ニュージーランド学期留学
東京成徳では2003年から希望者を対象にニュージーランド学期留学を行っています。中学3年生の3学期の約3か月をホストファミリー宅に滞在し、現地の学校で学びます。その取り組みがこの春の入学生から全員参加になりました。「これまで14年続けてきたなかで、参加した生徒たちに明確な変化が見られ、このプログラムを実施することの意義が目に見えて表れてきました。ぜひ、全員参加にしたいと本年度入学生から実施することになりました」と話すのは、中高一貫部副校長の中村雅一先生。
東京成徳の短期留学は約3か月、ニュージーランドで学びます。最初の2週間は現地の語学学校で勉強します。この間、生徒たちは2~3名ずつ一家庭にホームステイをし、学校でも自宅でも英語に触れる生活を送ります。その後、現地の学校27校に振り分け、ホームステイ先も一家庭に1名で滞在します。「最初の1か月で必ずホームシックになります。しかし、それを乗り越え、2か月目からはチャレンジのとき。そして、最後の3か月目はホストファミリーや友達との交流を深め、充実した時間を過ごします。帰国の段階では、多くの生徒が帰りたくないと言うほど、現地になじみ、人間関係もできてきます」と中村先生。
中1から留学を目指した学習
全員が同じ目標を持って進む
短期留学に向けて、中学1年生から毎朝10分、リスニングなどの英語学習を行い、週3回はオールイングリッシュの授業を実施しています。「聞き取れないと返事ができない。間違いを恥ずかしがっていては話せない。そんなことを体感しながら、自分の言いたいことを英語で伝えたい、相手が何を言っているのか理解したい、それに自分の意見を表現したい、そんな気持ちが生まれ、それによって学習意欲が高まり、力をつけていくのです」。
しかし、留学を全うすること自体は目的ではありません。3か月という限られた期間ですが、英語に囲まれた生活をすることで英語力は格段に向上します。加えて、異文化に接し、世界各国からの留学生の多い国でいろいろな人に出会い、世界に目を向け、多角的に物事をとらえられるようになっていきます。自分の考えを持ち、表現することも要求され、リーダーシップを養うことにもつながっています。「これまでも、留学後には積極性が出たり、リーダーシップを発揮したりするようになっています。海外で暮らすことで世界に目を向け、自分の将来について真剣に考えるようになります」。親元を離れること、異国の地で過ごすこと、世界中から訪れている留学生たちと交流すること、さまざまな経験が生徒たちを成長させてくれます。
3か月の留学で、英語を使うことへの苦手意識がなくなり、むしろ世界に向けて活躍したいと思う気持ちも芽生えてきます。「将来の目標を定め、そのために〝今〟をどう過ごすか、何を学ぶか。学期留学がもたらす変化=成長は学校生活のあらゆるシーンで見られるようになり、生徒一人ひとりの大切な財産になっていると確信しています」。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
東京成徳大学中学校
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