卒業生が語る関東学院の魅力。 「ものづくりの楽しさを教えてくれた先生に感謝」
高3で「エコラン」に挑戦
ものづくりの楽しさを知った
横浜国立大学大学院で技術科を専攻している林敬徳さんは、2012年卒の関東学院の卒業生。昨年はインターンとして、今年は「技術科」の助手として、同校で在校生のサポートをしています。
林さんが技術科を専攻するきっかけとなったのは、高3の時に参加した「エコラン」。エコランとは、自作自動車による燃費を競う大会で、同校では技術教員の寺島徹先生が就任した9年前から参加しています。中学からサッカー部に所属し、高2では生徒会副会長も勤めた林さんですが、技術の授業でものづくりの楽しさを知り、「もっと大きなものを作ってみたい」と、当時は有志で取り組んでいたエコランに参加します(現在は技術部として参加)。
「エコランは高校生にとって大きな挑戦です。製作はとても難しく、毎日壁にぶつかっていました。でも、仲間と試行錯誤しながら、なんとか完成できた時はとても嬉しかったですね。こうしたものづくりは一人の力ではできないことを実感しました」(林さん)
先生になりたい!高校生の時に描いた夢が実現
「技術の先生になりたい」、そう思うようになったのもこの頃からでした。
「寺島先生の影響は大きいと思います。先生はものづくりを通じて、考えることの楽しさを教えてくれました。ものづくりは失敗の連続です。うまくいかない時は辛い。でも、ああでもない、こうでもないと考え続けることで、形にしていくことができる。それがものづくりの醍醐味なんです。その楽しさを伝えたいと思いました」
高2の段階では指定校推薦は難しいと言われていた林さんでしたが、その後、一生懸命勉強をし、推薦入試で横浜国立大学教育人間科学部技術科に進学。大学では教員を目指す一方で、3年の時から毎年海外の学会で、自身が研究をしているシリコン加工について研究発表もしています。大学院に進んでからはインターンとして、今年は「技術科」の助手として、母校に通っています。
「関東学院の教訓に『人になれ 奉仕せよ』というキリスト教の教えがあるのですが、今、私は技術部のコーチとして、エコランのサポートをしています。ここで学んだことを後輩達にも伝えていきたいのです」
来春から晴れて、神奈川県の中学校の技術科教員になる林さん。
「『技術』というと、工具を使い、電気回路をつないで何かを作るというイメージがありますが、今はプログラミングなどの『情報』も学習します。社会背景に動かされる教科なので、教員になっても勉強は必要です。生徒に教える立場になったら、何でも教えるのではなく、考えさせる時間を与えたいですね。関東学院で過ごした6年間は、私に考える時間をたくさんくれました。考える時間があるということは、挑戦するチャンスがあるということです。私にとって、ここで過ごした6年間は大きかったですね」
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
関東学院中学校
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