前年度から各自のテーマを丁寧に掘り下げ、 実際に本物に触れ、学びを深めるイギリス研修
入学時から世界を知るための学習を積み重ねた集大成
橘学苑中学校では、毎年、中3の学年全員を対象に、8日間のイギリス海外研修を実施しています。今年4月に研修旅行に参加したR・O君、A・Hさんと、引率した中3担任の鯨岡澄江先生にお話を伺いました。
同校のイギリス海外研修は、今年で4年目。14~15歳という多感な時期に本場の英語や歴史、文化に触れてほしいという先生方の思いからスタートしました。毎年、旅行中にさまざまな名所などを見学していますが、今年はテニスの聖地であるウィンブルドンにも出かけました。「生徒たちは選手のインタビュースペースを見学し、ルールやマナーをしっかり守って記者の取材を受けるテニスプレーヤーたちの一流ならではのプロ意識についての話を聞き、感じるところが多かったようです」と鯨岡先生。もちろん、世界遺産など、歴史的建造物も見学しました。O君は、「ウェストミンスター寺院がきれいで感動しました」と話します。
また、同校では、時間をかけて事前学習を行い、見学する場所について調べたり、それぞれの生徒が自分のテーマを決めて、調べ学習をした上で研修に臨み、現地で学んだことを帰国後に発表する場を設けています。現地では、ガイドさんの案内の前に、その場所について調べた生徒が内容を読み上げ、ガイドさんからはガイドブックやインターネットにはない情報を得て、学びを深めました。鉄道が好きで、「駅」をテーマに研修に臨んだHさんは、「イギリスの駅の改札の仕組みが日本とは違い、興味深かったです」と話してくれました。
自作のかるたをお土産にホストファミリーと文化交流
滞在中は現地校で本場の英語を学び、5日間のホームステイも体験しました。ホームステイは原則として、生徒1名につき1家庭です。生徒たちは日本語の全く通じない環境で過ごしました。普段から英語が得意というO君は、その環境を楽しみながら過ごすことができたようです。「ホストファミリーの家に親戚が集まり、イースターのお祝いをしたことが思い出に残っています」とO君。一方、Hさんは、持参した手づくりのかるたでホストファミリーとの交流を深めました。「かるたの内容は『Sushi』など日本の文化を伝えるものにしました」(Hさん)。
このイギリス海外研修をきっかけに、「将来はイギリスに住んでみたい」と考えるようになったというO君と、「英語に限らず、語学を学び、仕事に役立てたい」というHさん。現地で学んだことが今後の学校生活や卒業後にもよい影響を与えそうです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
橘学苑中学校
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