私学探検隊

「心力・学力・体力」を培う規律ある進学校

人格を磨いてこそ、学問も磨かれる。創立40周年の同校が高校に「医科コース」を開設して24年、医学部への進学者は約1300名にのぼります。そして昨年、中学にも「医科ジュニアコース」を新設。人間力育成を軸とした同校の教育について、校長の竹澤賢司先生に伺いました。

モットーは「授業が一番」。道徳を基盤に全方位で学ぶ

当たり前のことを当たり前にやる。これは、そう簡単なことではありません。でも、同校の生徒たちは前向きで、何事にも一生懸命。今年の大学実績もじつに見事です。その秘訣は何なのでしょうか。
同校の教育方針は「規律ある進学校」。「規律とは、思いやりの心です」と、竹澤校長は言います。利他の心など、きちんとした人間力の下支えがないと本物の学力は培われないと。「学問とともに礼儀やマナーもきちんと身につける。我慢する力や継続する力なども自分の型として体得する。そういった、人としての基礎をしっかりつくるのが中高時代です」。やるべきことにきちんと向き合えば力はつき、必ず目覚めると言います。
同校のモットーは「授業が一番」ですが、「道徳」を重視していることも大きな特色です。「ブレない心を育てることはすべての軸になります」。授業のあと、生徒は所感をノート1ページに書いて提出しますが、注目すべきは、先生が同じくらいの文量のコメントを書いて返却すること。「生徒をどうプラス思考に向かわせるかが教師力。個々の生徒の成長を見る教師の感覚も研ぎすまさなくてはいけません」

タフな学力を下支えする、6年間の人間教育

先輩方の体験談を聞く「卒業生を囲む会」は毎年恒例ですが、ここで東大生のOGの話を紹介しましょう。中学のころ、彼女の成績は後ろから数えたほうが早いくらいでしたが、中3のときに漫画の『ドラゴン桜(※)』を読んで「私にもできるかも」と一念発起。塾にも行かず、朝は7時に登校して授業以外に平日は5時間、休日は10時間毎日勉強に打ち込み、懸命に努力したそうです。まさに「チャンスは努力している人のところにやってくる」を体現したわけです。
夢や志が人を育てる。その確固たる理念のもと、大きな包容力で人間力を育成する同校の風土があるからこそ、生徒たちも各々の時機に目覚めることができるのでしょう。
※講談社の漫画雑誌に連載された「東大受験」をモチーフにした作品。受験テクニックや受験に臨む心がけなども満載。

「医科」「東大」「難関大」と、中学から3コース制に

上は亀田総合病院での実習の様子。また今年から高校の医科コースにオリジナル科目「メディカルサイエンス」が新設された。実験や大学の先生の講座など、高1~高3が共に学ぶ協働学習も取り入れ、さらに深化した学びを展開している。

上は亀田総合病院での実習の様子。また今年から高校の医科コースにオリジナル科目「メディカルサイエンス」が新設された。実験や大学の先生の講座など、高1~高3が共に学ぶ協働学習も取り入れ、さらに深化した学びを展開している。

昨年から中学も「医科ジュニア」「東大ジュニア」「難関大ジュニア」の3コース制に。医科ジュニアは1クラスでしたが、中2に進級する今年、2クラスに増えました。別コースから医科ジュニアに行きたいと、多数の生徒たちが頑張った結果です。同様に、東大ジュニアも2クラスに。
生徒たちの意欲の旺盛さ、前向きな姿勢、同校の体制の柔軟さがここにも表れています。また、進級のたびに転コースが可能と、自分の志望に向き合うチャンスが何度もあることも同校ならではです。
説明会などで、ぜひ同校の魅力を感じ取ってください。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

江戸川学園取手中学校
[学校HP]http://www.e-t.ed.jp/
〒302-0025 茨城県取手市西1丁目37番1号
Tel.0297-74-8771

最寄駅/
JR常磐線・東京メトロ千代田線「取手駅」西口下車、徒歩25分
またはバス(江戸川学園・中央タウン行き)5分

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