「平和を築く人となるように」 大切なツールとなる英語力を磨く
グローバルな視野を育てる多様なプログラムを用意
創立70周年を迎える清泉女学院は、一貫してキリストの教えに基づく人間教育を実践し「平和を築く人となるように」という思いを大切にしてきました。そうした精神の下で創立以来、グローバルなものの見方や考え方を重視する同校が、更に力を入れているのが「国際理解・グローバル教育プログラム」。同校生徒のみが参加するオリジナルプログラムと、より視野を広げるため他校の生徒と共に海外の大学(院)生との交流(『グローバルイングリッシュキャンプ』等)なども行う研修を共に充実させています。広報室長の濱田京子先生は「様々な環境や立場にいる人と知り合うチャンスを得ることで、その人の状況を理解し協調していく意識を育て、自然に平和な社会について考えられるようになってほしい」と、その目的を語ります。また、外国語科主任の芝﨑美保先生は「いろいろな価値観をもった生徒に対応できるよう、プログラムを絞って提示するのではなく、多様な内容を紹介し気軽に参加できる機会をつくるのが大事だと思っています。また国内で様々な国籍の人と交流できる研修も用意し比較的安価で申し込める選択肢も設けました」と具体的な意図を語ります。本プログラムには多言語学習「FLIP」もあり、中国語、スペイン語、スカイプによる英会話を学習でき、学年を超えて生徒が参加しています。
レベルに応じた英語学習で互いに刺激し合い高め合う
本プログラムに参加する際には意思を伝える大切なツールとなる英語力の養成も体系的に必要となります。帰国生試験B方式とグローバル入試合格者が対象の「ARE」は、“英語を国語のように学ぶ”内容を基本とし、エッセイや詩の創作なども行いながら“読む・書く・聞く・話す”力を総合的に学習。週6時間中、ネイティブの先生が5時間担当します。来年度より一般入試合格者の中で英検3級以上の資格取得者を対象とし、より高いレベルを目指す「AE」は、週6時間のうち2時間をAREクラスで学びます。「中学英語は初級から始めますので、高い英語力をもった生徒にはレベルに合ったスタートを切ることで、さらに実力を伸ばすことができます」(芝﨑先生)
これらの英語特別取り出し授業は中2まで継続され、中3では全生徒を4レベルに分ける習熟度別クラスに移行します。濱田先生は「英語力を磨き合うのはもちろん、英語を使って社会について考えることも大切になりますので、例えば『社会』に強い生徒と『英語』力が高い生徒が協力し合うなど、互いに刺激し合う環境が生まれます。それが平和を築く思いにつながればと考えます」とグローバルな視野を広げる教育の成果を語ります。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
清泉女学院中学校
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