2年目を迎えたスーパーイングリッシュコース。 確実に成長する生徒たち!
1978(昭和53)年の開校以来、「全寮制」「中高一貫」「全人英才教育」を教育方針としてきた秀明中学校。とくに英語教育は、イギリス人の専任の先生が8名在籍するなど力を注いでいます。そんな同校が、昨年(2016年)に新設したコースが「スーパーイングリッシュコース」(以下、SEC)です。2年目を迎えたSEC。1期生も中2になった、SECの“いま”をリポートします。
グローバルリーダーを育てる
医学部など医療系へ進学する生徒が多く、また海外大学の進学をめざす生徒も増えているという同校。
校長の神野護先生は「医療系に進学すると、海外の文献を読む機会も増えます。さらに、将来国際化をリードしていく存在になってほしいとの思いからSECを設置しました」と言います。
SECは、国際社会で通用する「グローバル人材」の育成を目標とし、海外大学や国内難関大学へ合格できる力を培うコース。英語の授業は基本的に「オールイングリッシュ」。公立の英語の授業は週4時間ですが、SECは公立の倍以上、週10時間を確保。その内訳は、4時間は「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能をオールイングリッシュで学び、2時間をイギリス人教員による英会話の授業を、全寮制のメリットとして夕食後の夜間授業で日本人の先生が文法を教えるというものです。
英語の先生は8名全員イギリスの出身。「英語を母国語としない人々に英語を教える」資格(TESOL)保有者など、経験豊かなプロです。
「英語はコミュニケーションツールですから、ペアやグループで話し合う機会を設け、チームワークを大切にしています。また、英語でのリアクションも大切にしています」と話すのは同校で指導して8年のジェイソン・デムステッダー先生(Mr.Demsteader)。この日の中2の英会話の授業は、生徒が先生を囲み、質問するというもの。先生の答えに対して「Really?」や「Uh-huh」など、リアクションも英語です。
授業を楽しくするためのさまざまな工夫
SECの核となる教室が『イングリッシュ・スタディ・センター』です。「ここにはコミュニケーションができるように丸いテーブルや、ソファの置いてあるスペースがあり、楽しく学べるよう工夫しています」(デムステッダー先生)
また、一人1台タブレッド端末も用意。「美術」「音楽」「技術・家庭」の実技科目も英語で、これらの授業はイギリス人の先生と日本人の先生、2人のチーム・ティーチングで行われます。英語科の山本恭子先生は「教科書はiPadの入ったデジタル教科書も使用します。音楽を聴いたり、画像を見たり、調べ物をしたりと生徒自らが主体的になって学んでいます」と言います。
整った環境のなか、主体性をもって学ぶ生徒たち。グローバルリーダーの基礎が育まれています。
~生徒&先生にインタビュー~
秀明とスーパーイングリッシュコース(SEC)を選んだ理由を教えてください。
江川麻梨香さん 小学生の頃から英語が好きで、塾と英会話教室に通っていました。そんな時、知人からもらったパンフレットに秀明のSECのことが書いてあったのです。将来、海外の会社で働きたいと考えている私にとって、国際社会で通用する英語を身につけられる学校ということで、興味をもちました。
柏木美紅さん もっと英会話ができるようになりたいと思い、入学を決めました。また、私は出身が京都なので、寮があるという点も学校選びのポイントになりました。
相澤慶佳さん 新しいコースができることを知り、入学を決めました。私は『赤毛のアン』が大好きで、将来は大学でも英語を学び、アメリカ大使館に勤めたいと思っています。
雨宮叶実さん 英語に特化し、寮がある学校ということで秀明を選びました。将来は医師になって海外の最先端医療を学び、それを広めたいです。または、ファッション関係の仕事に就き、日本と海外を結ぶ仕事もしたいです。
川合愛海さん 私も将来医師になりたくて、医療系に強い秀明を選びました。英語は中学校に入学してから始めましたが、もっとうまくしゃべれるようになりたい、もっと学びたい、学ぶチャンスがあるならそのチャンスを生かしたいと、SECで学ぶことにしました。
王塚康太くん 僕は中国から転校してきました。両親は中国にいるので、寮があるのと、英語が好きなのでこの学校とSECを選びました。
中2では2週間のイギリス英語研修がありましたよね。どうでしたか?
相澤さん 休日にロンドンに行ったり、ホストマザーとのおしゃべりが楽しかったです。
川合さん 周りがみんな英語を話すという環境で学べてよかったです。
柏木さん 好きな洋楽や洋画の話ができてよかったです。あとパーティも楽しかった!
江川さん イギリス大好きです。ホストファミリーも親切でした。
雨宮さん 心残りや悔いのない留学でした!
王塚くん 英会話のスピードが速かったです。もっと英語の勉強をがんばろうと思いました。
SECも2年目ですね。
江川さん 勉強面でも生活面でも成長したと思います。
柏木さん 英会話は、声を出してできるようになりました。
相澤さん 英会話力がつき、自然と英語が出てくるようになりました。
雨宮さん 英検サポートや夜間授業など、授業以外でもサポートしてくれるのがありがたいですね。
川合さん 英語を学べるチャンスを生かしてがんばりたいです。
王塚くん 日本、そして、秀明で学ぶことは楽しいです。
イギリス人の先生方に伺います。SECの生徒たちはどうですか?
Mr.Kayvon 生徒はみんな元気ですね。中2になって、コミュニケーションがうまくなりました。
英語の学習で必要なことは?
Mr.Demsteader 失敗を恐れないこと。英会話はリアクションも大事。「えーっ!」などの日本語のリアクションをしたら、やり直させます。
Mr.Kayvon 英語とITなどのテクノロジーはどんどん進化しています。秀明は英語もテクノロジーも学べる環境です。
SECの生徒に期待することは?
お二人 海外でも、日本にいても、英語というツールを使って、グローバルに活躍してほしいです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
秀明中学校
[学校HP]http://www.shumei.ac.jp
〒350-1175 埼玉県川越市笠幡4792
Tel. 049-232-6611
最寄駅/
JR川越線「笠幡駅」徒歩5分。
JR川越線・東武東上線「川越駅」からバス「かすみ野入口」徒歩2分。