最先端設備を生かしたアクティブな授業で 生徒たちの新たな可能性や個性を導き出す
多角的な授業内容で理解度がさらに増していく
電子黒板などのハードと自主的に学ぶソフトを両立したアクティブラーニング型教育を実践する市川中学校。2016年9月に電子黒板機能付き高輝度プロジェクターやタブレット端末、多機能ホワイトボード(まなボード)などを備えた独自の特別教室、ALICE(Active Learning for ICHIKAWA Creative Education)ルームを5教室開設。
さらに2017年9月からは各教室に電子黒板が設置され、新しい授業スタイルが展開されています。今まで社会科といえば、板書をしながら授業が進むスタイルが中心でしたが、電子黒板を取り入れたことで授業内容やスピード感が大きく変わったと語るのは、社会科担当・進路指導部の井岡真之介先生。
「目で見てすぐにわかる資料や写真、地図、イラストといった今まで黒板だけでは見せられなかった事柄を電子黒板に映すことで、視覚的に効率よく説明できるようになりました。生徒たちにはあらかじめ、その日の授業の内容をプリントして配ることもありますが、ポイントになる部分は各自でノートなどに写していきます。生徒たちは板書に加え、電子黒板の内容、教員の話を頭の中で整理しながら理解するという集中力や、自分で考えてまとめる自主性が身につくのではないかと思います。時間的にも今まで板書していた分を電子黒板とプリントでスピーディーかつ効果的に教えられるので、その時間をグループワークにあてることができました」と井岡先生。
グループで考え、まとめる作業もスムーズに行える環境
授業では先生から出されたテーマについて話し合うグループワークを行うことがあります。グループ内で話し合った意見や結果をまとめ、多機能ホワイトボード(まなボード)に書いて発表。他人の意見を聞き、考えることが学習意欲(モチベーション)の向上につながっていきます。
さらに、ほとんどの授業で電子黒板が重要な役割を果たしていると広報の高田敏行先生も言います。
「英語の授業でもグループでディベートする際に活用したり、数学の場合ではグループごとに問題を解いて、その答え合わせをするために使ったり、さまざまな用途で大活躍。人の意見を聞いて発言することでお互いのモチベーションも上がり、以前より活発な意見交換ができるようになったと思います。どの授業でもただ先生の話を聞いて生徒が答えて終わるというだけではなく、多角的な内容に広がりましたね」。
さらに部活動においても試合や練習風景などを動画で見て、今後の活動に役立てるなど電子黒板の活用範囲が広がり、さまざまな学びがレベルアップすると言えそうです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
市川中学校
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