オンライン英会話授業が10月からスタート 大学入試改革を見据え、生きた英語力を向上
英語の4技能重視に対応したオンライン英会話授業
「愛・知・和」の三本柱を校訓に掲げ、「21世紀を担う調和のとれた人間教育」を行う大宮開成中学校。「勉強や部活だけに偏らず学校生活プラスαの経験を大事にしたい」(松﨑慶喜教頭)と、幅広い経験を重視する校風が魅力のひとつです。
また、6年間の一貫教育で国公立・最難関私立大学への現役合格を目指すと明言。そのための新たな取り組みとして、埼玉県の私立中学校ではまだ導入例が少ないオンライン英会話授業を10月からスタートしました。
「2020年の大学入試改革を見据え、英語では読む、聞くに加えて、書く、話すの4技能を重視しています。英語力の向上、特にスピーキングを伸ばす学習手段として、オンライン英会話の導入を決定しました。導入初年度となる今年度は中学2年生のみですが、将来的にほかの学年にも広げていきたいと考えています」(松﨑教頭)。
1対1で、きめ細かい英語のコミュニケーションを
もともと開校以来、週1回のネイティブ講師による英会話の授業を中1~高1に行うなど、積極的な英語教育を実施してきましたが、講師1人に対して生徒が20~30人というスタイルでは限界があるのも事実。オンライン英会話であれば、マンツーマンでしっかりと英語のコミュニケーションができるのがメリットです。
導入にあたり、中学校舎全体にインターネット環境を整備。2クラス分のタブレットを学校の備品として用意しました。授業は毎週土曜日の2コマ連続で設定し、そのうち25分がオンライン英会話授業、残りの時間が長文読解です。
「マンツーマンで会話することで英語を話すことへの抵抗感や照れがなくなり、新たな学習意欲につながっていきます。また、正確な英語に触れ、細かく個人の発音を修正してもらえるのもメリット。習慣的に生の英語に触れることで、新しくなる大学入試に対応した力もついてくると思っています」と英語科・安田賢哉先生。
10月からの本格導入前に一部生徒を対象にデモンストレーション授業を行ったところ、生徒たちの反応は上々だったそう。普段あまり授業で発言しないような生徒が、マンツーマンで会話を進める中で積極的に英語を話す姿も見られました。また、25分という短い時間の中で集中して取り組むことで“もっとやりたい”という感想が寄せられたと言います。
英語力+発信力を兼ね備える人材育成
オンライン英会話とセットで行う長文読解では、普段の授業では取り組みにくい長文を興味やレベルに合わせて自分でテキストを選択。じっくり長文を読み込むことで、学習した文法を定着させ、知らない単語の意味を類推する力、英語の長文から情報をしっかり理解する力を養います。
これまでも大学受験実績などで結果を出してきた同校の英語教育ですが、「これまで以上に単語や文法などを重視しつつ、それを知識で終わらせずに英語をツールとして使いこなせるようにしたい。英語を使って何を発信できるかを重視していきます」と、松﨑教頭。
プレゼンテーション教育でも実績を持つ同校なので、ゆくゆくは英語でプレゼンテーションする機会も期待できそうです。生きた英語力と発信力、その両輪を育ててくれる中高6年間が待っています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
大宮開成中学校
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