面倒見のよい指導+(プラス)自ら学ぶ姿勢=(イコール) 一人ひとりに合った温かな進路指導!
基本は自発的学習の習慣
学習だけでなく、運動系のクラブ活動なども盛んな「文武両道」の昭和学院。放課後になると学校内は、クラブ活動に励む生徒のほか、先生に個別指導を受ける生徒の姿などで活気に満ちています。そんな同校の進路指導とは、どのようなものなのでしょうか?
「中学では学習の定着、自学自習の習慣を身につけることを目標にしています。それが高校での進路への土台作りとなるのです」と話すのは、進路指導部長の山崎直子先生。
目標に向かって自ら学ぼうとする姿勢を中学生のうちから培い、その力を高校生で発揮させるのです。
たとえば、ハンドボール部でインターハイに出て活躍した卒業生がいました。彼女はクラブ活動もがんばっていましたが、勉強もしたい。しかし、勉強する時間が足りない。「活用すべきはふだんの授業」と考えた彼女は、先生に授業を受ける際のアドバイスを求めました。そして、クラブ活動もがんばりながら、きちんと授業と向き合った結果、見事、早稲田大学に合格しました。
職場体験で働くこととマナーを学ぶ
中学で学習の定着とあわせて行われるのが、卒業生による講演会や職場体験です。
「中1の2学期に“卒業生の話を聞く会”を行います。話してくれるのは社会人になってまもない20代の卒業生で、ITや医療関係、建築士の仕事に就く先輩が、中学校生活などの体験を話します」(山崎先生)
中1は、進路についての具体的なイメージがまだ見えない時期だそうです。しかし、先輩の話を聞き、「いつごろから進路を意識し始めたのか」とか「いつぐらいに目標に向かって動き出したか」ということを知ることで、自身の進路について自覚し、身近に感じることができるようになっていきます。
また、中2になると、職場体験があります。ドラッグストアや保育園、病院など約50の地域の企業や事業所などの協力を得て、「働くこと」を経験します。実際、中2の職場体験がきっかけで進路を決めた生徒もいるということです。
「職場体験で最も大切なのは、実際に“働くこと”を経験することです。また、この体験では、お世話になる企業に体験前には電話や手紙であいさつをし、終了後には礼状を書くなど、社会人としてのマナーも学ぶのです」(広報部長の園家誠二先生)
将来を見据えた英語の学習
同校では2020年の入試改革とグローバル社会を見据えて、英語にも力を入れています。
まず、中1の英語の授業はオールイングリッシュ。「英語で話すことが当たり前」となるよう指導します。また、2泊3日で行われる中2のイングリッシュ・キャンプは、授業で学んだ英語を試す絶好の機会。そして、中3ではオーストラリアに語学研修へ。
「英語に関しては、生徒が興味・関心をもつような題材やテーマを与えるなどして、生徒が積極的に学べるよう環境を整えています」(山崎先生)
高校生になると、英語を中心とした学習面での進路指導が行われます。進学状況や合格者数はもちろん、たとえば高校3年間の英語の成績の推移をグラフ化し、大学合格のデータと照らし合わせるなどの分析も行っています。そして、「成績に合った大学を選ぶのではなく、行きたい大学に合わせて成績を上げる」(山崎先生)指導をしているそうです。
中学校で身につけたことや学んだことを高校で開花させる……。そこには同校の先生方のきめ細かくも熱い指導がありました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
昭和学院中学校
[学校HP]http://www.showa-gkn.ed.jp/js/
〒272-0823 千葉県市川市東菅野2-17-1
Tel. 047-323-4171~5
最寄駅/
JR総武線・都営新宿線「本八幡駅」、京成本線「京成八幡駅」徒歩15分(バス約5分)。
JR武蔵野線「市川大間駅」よりバス約10分、北総鉄道「東松戸駅」よりバス約15分(「昭和学院」下車)