学年教員全員が生徒一人ひとりをバックアップ
生徒の力を伸ばすにはまずは信頼関係から
関東学院中学校では、10年前に週6日制の現カリキュラムを導入してから、毎年確実に進学実績を伸ばしています。特に今春卒業した69期生は、現カリキュラムがスタートして3年目に入学した生徒達で、カリキュラムの定着もあり、6年間で大きく伸びました。その学年を中1から高3まで見てきた学年主任の井野元隆司先生は、その6年間をこう振り返ります。
「確かにカリキュラムを変えたことで、学習時間が増えたこと、自分の将来を考えるきっかけとなる体験授業や講座を受ける機会を得たことによって、早い段階から進路選択をするようになったことが、進学実績にも影響を与えていると思います。しかし、私達教員がカリキュラム以上に大事にしたことがあります。それは生徒と深い信頼関係を築くことです」(井野元先生)
学年教員全員が生徒一人ひとりを応援
「中学受験では必ずしも本人の希望の学校へ行けるとは限りません。本校の生徒でも、残念ながら第一志望の学校に合格できず、不本意な入学になってしまった子もいます。けれども、本校に入学したら、必ず最後は笑顔で卒業して欲しい。それが全教員の思いです。そのために、私達は入学時から常に『あなたの居場所はここですよ。あなたはここでもっと伸びますよ』というメッセージを生徒達に言い続けています」
すると、入学時は自信がなさそうだった生徒も、新たな気持ちで学ぶ姿勢を見せるようになると言います。
また、同校では学年教員全員が生徒一人ひとりをバックアップするという考えのもと、学級や教科に縛られることなく、いつでも誰にでも相談ができる環境作りを目指しています。実際、多くの生徒が事あるごとに職員室を訪れ、「先生、今日相談したいことがあるから面談して」と言ってくるそうです。こうして、生徒達が随時相談をし、教師がそれに応え、「自分ならできる」というセルフイメージを持たせ、学力を伸ばしていきました。その結果、学年で大きな学力差を生み出すことなく、生徒一人ひとりがワンランク上の自分を目指すことができたと言います。
6年間、叱咤激励を受けながら、先生達の愛情をたっぷり受けて成長する関東学院生。卒業後は母校を懐かしみ、訪れるOB・OGが多いそうです。卒業生の再訪が、6年間の充実を表しています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
関東学院中学校
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