私学探検隊

校長インタビュー キタカマが変わる!のびやかな自立した女性を育てます

生徒の自主性を大切に、受験に強い授業を展開

創立78年という歴史を持つ北鎌倉女子学園中学校では、昨年度より、「ジェシカ」というキーワードのもと、学校改革を進めています。この取り組みについて、校長の今泉仁先生にお話を伺いました。
「これまで本校は、『家庭的だが、おとなしい校風』というイメージでしたが、現在は女性が積極的に社会に進出するのが当たり前の時代になりました。本校も創立からの伝統を守りつつ、今の時代に合った、生徒の自主性を育てていく学校を目指します。ジェシカの『ジ』は自主性の『ジ』です」と今泉先生。これに伴い、制服も一新。デザイナーのコシノジュンコさんが手がけたブレザータイプのものになります。スクールカラーであるエンジ色のラインを入れ、同校らしさを強調しました。
ジェシカの『ジ』には「受験に強い授業」という意味もあります。「多様化する大学入試に対応します。徹底的に教員研修を行い、生徒の問題解決能力を養うため、アクティブラーニング型授業も取り入れてきました。また、ひとり1台ipadを配布するなど、ICTスキルを磨ける環境を整えています」(今泉先生)

英語教育の抜本的強化と施設・備品の一新

イングリッシュルームで過ごす生徒たち

イングリッシュルームで過ごす生徒たち

同校は、グローバル化に向け、一気に4人のネイティブ教員を採用。ジェシカの『エ』は英語の「エ」です。「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を超えた、「発信力」「まとめる力」も身につけられる環境を用意しています。「イングリッシュルームを設置し、放課後、生徒たちが自由にネイティブ教員と英語で交流し、英語に親しめる環境を作りました。また、ネイティブ教員には英作文の指導や英検などの検定対策をしてもらうこともできます」と今泉先生。さらに、希望者が参加できる海外研修を見直し、より充実したものにしていくほか、国内でのイングリッシュキャンプも実施し、英語プレゼンテーション能力を養います。
ジェシカの『シ』は、「施設・設備の一新」です。「本校が80周年を迎える2020年に向け、茶室の修繕、昇降口のオートシステム化、机や椅子をより学習しやすいものに変えるなど、長期休みなどを利用して徐々に工事を進めていきます」(今泉先生)

学校所在地の鎌倉に密着した体験学習

そして、ジェシカの『カ』は鎌倉の「カ」です。歴史的建造物と自然があり、多くの外国人観光客が訪れる鎌倉という立地を生かし、円覚寺や鶴岡八幡宮で講話を聴くなどの体験学習を実施したり、英語でのボランティアガイドをしています。また、地元の諸団体と連携し、地域振興活動も行っています。「自分たちの学校がある鎌倉を知り、世界に発信していけたら」と今泉先生は話します。「『ジェシカ』は、本校が今までやってきたことにプラスアルファとして取り組んでいくものです。品性、良識のある生徒を育てることはいつの時代も同じですが、それにプラスして不確定な時代、グローバル、AIの時代をしなやかに生きる、のびやかな女性、自分で判断し、行動する女性を育てます。思春期は悩みも尽きない時期ですが、本校には失敗を恐れずに学べる環境があります」(今泉先生)
長い歴史の間に培った財産と新たな取り組みが融合する同校。鎌倉という環境も相まって、ますます魅力的な学校に変化していきそうです。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

北鎌倉女子学園中学校
[学校HP]https://www.kitakama.ac.jp/
〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内913 Tel.0467-22-6900
最寄駅/
JR横須賀線・湘南新宿ライン「北鎌倉駅」徒歩7分。

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