“5年連続志願者数が千人超え”の実績を支えるソフト(学校改革)とハード(新校舎)の魅力
5年連続で志願者数が千人の大台を超えている文教大学付属中学校。それを可能にしたソフト面の学校改革と、ハード面の新校舎について、同校入試広報部長の神戸航先生、同部の中野昇先生に伺いました。
魅力ある新校舎と勉強に集中できる環境
「PORT(港)」をコンセプトにした新校舎は2016年に完成。ガラス窓を多用した明るく開放感ある教育環境は、将来という大海原へ出航するための母校であり、母港になる意味も込められています。
これらのコンセプトを支えるソフト面の学校改革について神戸先生は次のように語ります。「生徒全員に“勉強を頑張ろう”というモチベーションを持たせるために、改革当初は週37時間のカリキュラムを設定し、生徒全員に学習への意欲を向上させることを目標にしました。今年度からは、さらに個のレベルやニーズに合わせるため、全体での時間数を発展的に35時間に減らして、プラス2時間をオンライン英会話やライブ英会話、各種検定対策講座、数学の基礎講習など、個を伸ばす時間「みらいTime」としてカリキュラムの改訂を行いました。
さらに学力アップに欠かせない自学自習の習慣づくりのために設けたのが放課後の自立学習支援システム「文教ステーション(B−ステ)」。専任のチューターが個々の生徒に合った学習をサポートします」。
ICTの導入により授業の質が向上
「全教室に配備された電子黒板は、板書時間が減るため授業が効率化し、動画やWEBサイトなどを使って視覚的に訴える授業で興味や集中力も高まります。またパワーポイント等を使った生徒のプレゼン能力も磨かれます」と神戸先生。
中野先生は、新1年生全員に導入予定のタブレットの活用に「全員の答案をボードに大きく映し出せるため、様々な視点があることに気付けます。また、その場で添削できるので、一人の長所・短所を全員で共有することで理解が深まります」と研究授業での成果体験を語ります。
タブレットには、情報社会における基礎的スキルの習得と共に、スケジュール管理など自己管理能力全般を高める効果も期待されますが、今後は電子黒板との連動も視野にICT化をさらに進める計画です。
国公立・有名私大の合格実績がアップ
志願者数増加には、このように“進学力向上”を目指した多角的な学校改革の姿勢に評価が高まってきたことと、その成果としての進学実績の向上も寄与しています。文教大学付属高校の国公立、早慶上理、GMARCHの合格者数は改革前の平成24年度入試結果に比べ約7倍に増加しました。また「生徒が『本当にやりたいことを学ぶために大学に行く』という希望も実現されています」と中野先生が語る通り、「中3でなりたい職業が言える」を目的にしたキャリア教育の成果も見逃せません。さらに授業や部活動などの多彩な体験イベントがあり、学校を知る機会が充実している点も挙げられます。
「『PORT(港)』として出航の準備を整える段階から、出航後の行先のサポートまで行う水準になりつつある」と神戸先生。同校の学校改革は、さらなる進化を見せながら、生徒の力を最大限に高めていきます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
文教大学付属中学校
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