地域や社会とも繋がった高大連携アクティブラーニングで生徒の好奇心を刺激し、未来の可能性を広げる
大学教授による直接指導もより厚みを増した高大連携AL
2020年の大学入試改革や学びの楽しさを実体験として得ることで、将来の可能性を広げる等を目的に、昨年より「高大連携アクティブラーニング」を開始した多摩大学目黒中学校。これは、放課後に実践的な学びに取り組む活動で、多摩大学と連携しながら行っています。昨年末に行われた多摩大学のアクティブラーニング祭では、各プロジェクトの代表がプレゼンテーションを行い、高い評価を得ました。「大学教授や大学生と一緒に考え、地域や社会と関わりながら活動を行うのが本校のアクティブラーニングの特徴です。大学の先生方もとても熱心で、生徒も多くの刺激を受けています」と高大連携アクティブラーニングを担当する新教育研究部長の谷川貴信先生。
2年目となる今年は、プロジェクト数も増え、内容もさらに充実。先生方も研究授業等で、より良い環境や指導について活発に意見交換を行い、その成果を活動にフィードバックしています。
目黒プロジェクト | 子ども向け伝統文化イベントや大規模イベント(増上寺、東京ミッドタウン)、目黒区商工連合会、めぐろ観光まちづくり協会とのイベントを実施。 |
多摩大ALプログラム「韓国研修への高校生参加」 | 済州国際平和フォーラムへの参加及び現地済州ハンラ大学との交流等を実施。 |
神奈川県いちょう団地プロジェクト | いちょう団地の先行研究論文の事前学習及びいちょう団地の連合自治会とまちづくり工房にてフィールドワークを実施。また、10月にいちょう団地祭りの参加及び日本語教室を主宰。 |
VR入門プロジェクト | Unityをメインにプログラムを使い、VRの世界を体験するだけでなく実際に動かせるところまで学習する。 |
起業プロジェクト | 大学生と交流することでの協働的な学びを行う。 |
このほかにも、最先端の経営学と情報学等について、多摩大学の先生方によるリレー形式の出前講座も実施予定。
基礎をしっかり押さえて発展的な学びに繋げる
昨年は、イベント会場で宮城県のアピールをするため現地へ赴き地元の人に話を聞いたり、いちょう団地で調査を行ったりと、精力的にフィールドワークや社会貢献活動を行ってきた生徒達。今年は実践的な活動もさることながら、基礎知識の習得にもより注力していると谷川先生は言います。「初めての取り組みということもあり、昨年は手探りな部分もありました。しかし、今回はVR入門プロジェクト等基礎が必要なものもあるため、プロジェクトごとに土台となる基礎知識を身に付けた上で、具体的な活動に取り組むよう指導しています」。
また今後は、発表の場を増やすことや、多くの生徒の関心を高めることを目的に、カフェテリア等校内に活動の成果をまとめたポスターの掲示を計画しているそうです。
同校ではこのほかにも、株式学習コンテストのSTOCKリーグやビジネスプランを競う大会等にも参加を予定。今後も地域・社会・世界を肌で感じ、生徒の視点と可能性を広げる多彩なプロジェクトから目が離せません。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
多摩大学目黒中学校
[学校HP]http://www.tmh.ac.jp/
〒153-0064 東京都目黒区下目黒4-10-24 Tel.03-3714-2661
最寄駅/
JR・東急目黒線・メトロ南北線・都営三田線「目黒駅」徒歩12分またはバス「元競馬場」徒歩1分。
スクールバス:東急東横線・メトロ日比谷線「中目黒駅」からあり。