私学探検隊

先の世界を知り、刺激を受ける。6年間のキャリアデザイン

「社会で働くとは?」「大学でできることとは?」を知り、勉強のモチベーションを高める
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「本校のキャリアデザイン教育は、『先の世界を知り、今やるべきことを考えさせる』という流れを基本としています。中学では、社会や仕事について理解を深め、将来の方向性をぼんやりとでもつかむことを狙いに、高校では、将来の希望を実現するための大学選び、入試対策がテーマになっています」こう話されるのは、高校教頭で進路指導部長の平林重郎先生です。
中1から社会を意識させるのは、「生徒たちに“勉強する意味”を早く実感して欲しいから」と平林先生は言います。
「まだ幼い中学生では、勉強=強制されるものと思っている生徒も少なくありません。そういう生徒たちに、勉強をする意味を感じてもらうことがキャリア教育の第一歩だと考えています。例えば、中1の『職業講話』では、社会人になった本校卒業生が現在の仕事について話します。働いている人の姿に具体的に触れると同時に、『この教科の勉強が役立っている』『こういう分野の学習をしておくべきだった』という経験談を聞くうちに、生徒たちは中高時代の日々の勉強が将来の仕事・社会にリンクしていることに気づきます。こうして、日々勉強することの意味を理解すると、授業への姿勢も自然と変わってくるのです」(平林先生)

店舗販売から保育・医療現場、消防・警察まで、仕事のリアルを体験

中2・中3で行う『職場体験』では、11の職種・約70の事業所から選択して、3日間の体験に行きます。普段、お客さんとして見ていた仕事の裏側ややりがいなど、様々な発見と充実感を得られるそうです。
「実際の仕事場を訪問することで、様々な知識や経験が仕事に活かされていることをより実感できる機会になっています。体験後は、仕事の内容や他業種とのかかわりなどを調べて、新聞制作やプレゼンテーションで発表しています」(平林先生)

やりたいこと・学びたいことを基にした進路選択で80%以上が他大進学

社会・職業と実際に関わる体験を通して、勉強する意味や必要性を実感していく立正生たち。平林先生はキャリア教育の手ごたえをこう話されます。
「10年ほど前に比べ、信念を持って、学びたいことが学べる大学学部や将来の希望職業に繋がる大学学部を選ぶ生徒が増えています。それぞれの生徒たちが6年間をかけて導き出した進路希望ですから、サポートする我々教員も、よりきめ細やかに、熱を入れて指導しています」
先の世界を見せてやるべき行動を考えさせる立正のキャリア教育。この取り組みが、大多数の生徒の他大挑戦・進学を支えているのだとわかりました。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

立正大学付属立正中学校
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