オンライン英会話授業でスピーキング力を強化し、グローバル社会で活躍できるリーダーを育む
マンツーマンによるオンライン英会話で会話の喜びを体感
2020年の大学入試改革を視野に入れ、英語教育とプレゼンテーション教育を強化している大宮開成中学校。英語教育では、英語の4技能をバランスよく身につけると同時にスピーキング力を強化するため、昨年10月から中2生を対象にオンライン英会話を導入しました。授業は毎週土曜日。インターネット回線でフィリピン・セブ島の語学学校とつなぎ、現地の先生からマンツーマンで一人25分のレッスンを受けます。
導入効果について、教頭の松﨑慶喜先生は「英語を話すことへの抵抗感が薄れ、“楽しい”“もっと話したい”と、英語を理解する喜びを実感し、自信を深めているようです」と話します。
同校では開校以来、ネイティブの先生による英会話の授業(中1・3・高1/毎週土曜日)を行っており、中2のオンライン英会話は、中1で培った英語力を試す場にもなっています。さらに、「ネイティブの先生の授業ではやや消極的だった男子生徒も、マンツーマンの会話で自信をつけて、よくおしゃべりをするようになりました」(松﨑教頭)。そうした積極性と自信が好循環を招き、他教科への新たな学習意欲にもつながっています。現在は中2生のみですが、将来的にはほかの学年にも広げていきたいそうです。
英語漬けの体験を重ねて発信力を身につける
グローバル社会では、自分の考えを相手に正しく伝える発信力・プレゼンテーション能力は不可欠なスキルです。英語はそのためのツール。そこで、同校ではさまざまな英語教育プログラムを実施しています。
中1では「国内留学プログラム」を実施。ネイティブの先生を交えて3日間英語漬けになるスピーキング重視の集中講座で、グループディスカッションをしたり、時には理科や数学も英語で学び、最終日は全員が英語でスピーチ。「ある生徒がお風呂の再利用をテーマにスピーチをしたところ、アメリカ人の先生にとても驚かれたそうです。コミュニケーション力と異文化理解という二つの要素を磨いていきます」(松﨑教頭)。
中3は「国際交流キャンプ」(2泊3日)に出かけます。埼玉県皆野町の宿泊施設にアメリカ人スタッフと滞在してオリジナルの英語劇を作ったり、ミニハイキングやキャンプファイヤーなど内容も盛りだくさん。英語力に磨きをかけ、高1のオーストラリア海外研修へとつなげます。この流れに中2のオンライン英会話が加わり、同校の体系化されたグローバル教育プログラムが完成しました。
国際社会で信用されるのは、正しい英語を使いこなす人材
同校の体系的な英語教育は、「グローバル社会で活躍できるリーダーの育成」という指導方針に基づいています。「国際社会で信用されるのは、正しい英語が使いこなせる人材です。世界各国の人々と台頭に渡り合うには正確な文法も重要」(松﨑教頭)と、オンライン英会話では「YES/NO」だけではないフルセンテンスで対話する練習を心がけ、通常授業では「書く」力を重視しています。昨年度の中3生における英検準2級以上の取得率83%という結果は、このような積み重ねの表れといえるでしょう。
中高一貫校だからこそできる英語教育で、同校は世界に通用する英語力と発信力を備えた「調和のとれた人間教育」を行っています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
大宮開成中学校
[学校HP]http://www.omiyakaisei.jp/
〒330-8567 埼玉県さいたま市大宮区堀の内町1-615 Tel.048-641-7161
最寄駅/
JRなど「大宮駅」徒歩19分または国際興業バス「天沼町(大宮開成中学・高等学校前)」。登校日朝にはノンストップ直行便あり。