私学探検隊

女子部「CCクラス」が始動!自分らしくきちんと青春しよう

國學院大學の付属校でありながら、東大をはじめ数々の難関大学に合格者を出している同校。文武両道を実現している学校として人気がありますが、ここ数年は、国際理解教育に関心を示す生徒が増えており、「英語で地域探訪」や「英字新聞づくり」などの放課後プログラムをきっかけに、国際関係の学部・学科に進む生徒も少なくありません。

6年後の姿を楽しみに、CCクラスが始動

CCクラス(Cultural Communication Class)の 特色ある授業「グローバルスタディズ」 5人程度のグループで留学生とコミュニケーションしました。

CCクラス(Cultural Communication Class)の
特色ある授業「グローバルスタディズ」
5人程度のグループで留学生とコミュニケーションしました。

一人ひとりが自分らしく「きちんと青春」を送れるよう教育活動の質にこだわる同校で、今年度より女子部に新設されたCCクラス(日本を学び、世界に貢献できる人づくりをめざすクラス)も始動しています。最大の特色は土曜日の3、4時間目に行っている「グローバルスタディズ」(中1から高2まで実施。国際文化交流に光を当てたプログラム)です。アクティブラーニング型の学習を積み重ねることでグローバルな視点を養うことを目的としています。
「1学期は大きく2つのユニットに取り組みました。1つは『英語での自己紹介』です。できる範囲の英語で自己紹介の内容を考え、覚えて、スピーチしました。ユニットの締めくくりはフレンドシップミーティングです。東京学芸大学の留学生8名をお招きし、自己紹介をしたり、留学生に自国の話をしてもらったりしました。もう1つは『障がいのある人への理解』です。特別支援学校の先生のお話を聴いたり、手話を学んだりしました。締めくくりは久我山青光学園の夏まつりです。ボランティアとして参加し、障がいのある子どもたちと触れ合いました。スタートしたばかりで成果はこれからですが、クラスの特性を理解し、海外の人たちとコミュニケーションをとれるようになりたいという希望をもって入学した生徒が多いので、何をやるにも積極性を感じます。それがクラスの雰囲気として根づくといいと思います」(CCクラス担任/川本ゆり子先生)

1に基礎学力、2に思考力
過去問で傾向を押さえよう

CCクラスでは中学卒業時に英検準2級程度の英語力習得を目指して4技能を中心とした授業を行いますが、入試で英語が課せられることはありません。男子部のST・一般、女子部のSTと同様、主要4教科の基礎学力をしっかり身につけてきてほしいと考えているからです。
「CCに限らず、どの入試も出題傾向は変わりませんが、各教科で(大学入試の)新テストを意識した問題づくりに取り組んでいます。基礎学力をしっかり身につけながら、日常生活にも気を配り、ふとしたことに疑問を持ち、それを自ら調べたり、考えたりしながら、解決できるようなお子さんにぜひチャレンジしていただきたいです」(入試広報部長/三戸治彦先生)

入試に役立つ!各教科の傾向と対策

算 数一般・CCは大問4問(計算、小問集合、解答のみの問題、記述を含む問題)で構成。STも出題傾向は同じですが計算問題はありません。大問は設問の数が多く、やや複雑な出題となります。対策としては、速く正確に計算する力をつけることと、単元をまんべんなく学習することが重要です。また、大問3、4の⑴⑵は小問集合よりも解きやすいことがあるので、トライしましょう。記述問題ではまず自分が求めているものを書くと、それを足がかりに書き進めやすくなります。(三野貴之先生)
国 語一般・CCは大問3問(説明文・文学的文章・国語常識)で構成。STはその3問に類推力を問う記述問題が加わります。対策としては国語常識(漢字やことわざなど)で失点しない力をつけることが重要です。また、記述問題では作者の主張をしっかり読み取ることが大切です。一般・CCでは問われていることに正しく応える力を、STでは文章の内容を踏まえてその先を類推する力をつけましょう。記述には部分点を設定していますので、必ず挑戦してください。(横山聡先生)
社会大問3問(身近なものを切り口にした問題、地理と歴史の融合問題、歴史単独問題)で構成。大問1は独自性の高い問題のため、過去問を参照して傾向をつかんでください。問題文に隠されているヒントと日常生活で感じたこととがリンクした時、答えを導き出せると思います。日頃から社会に関心を持ちましょう。例えば買い物をした時に支払った消費税がどのように使われるかを考えるなど、日常の小さな出来事から社会を見ることも1つの方法です。(石井賢太郎先生)
理科大問5問(小問集合・理科4分野からのテーマ問題)で構成。各分野の問題は考えながら解き進めていけるよう出題しているので、前半の解きやすい問題を取りこぼさないようにしましょう。物理などはそこで求めた数値を使って解き進める場合もあります。なぜ、そうなるのか、という疑問をもてる子に入って来てほしいという思いから、「理科の事象を教える」という姿勢で問題づくりをしています。入試問題を通して理科に興味をもってもらえたら嬉しいです。(杉田貴之先生)

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

国学院大学久我山中学校
[学校HP]http://www.kugayama-h.ed.jp/
〒168-0082 東京都杉並区久我山1-9-1 Tel.03-3334-1151
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