10年の一貫教育だからできる人間力の育成英語漬けで過ごす研修は生徒の本気を引き出す
卒業生の約8割が付属大へ進学する東海大学付属相模高等学校中等部では、中等部から大学まで10年の一貫教育を行っています。そのため、詰め込み式ではなく、文武両道という学校生活の中で深い学びと人間力を培うことができます。近年は放課後に実施していたオンライン英会話を授業として導入するなど、コミュニケーションツールとしての英語教育にも一層注力。中でも生徒自身が学びを広げ英会話のスキルと豊かな思考を育むのが、山中湖とハワイで行われる研修です。
興味・関心をもちながら言葉としての英語を学ぶ
中学全学年を対象とした山中湖研修は、ネイティブの先生の指導を受けながら4日間英語だけで過ごします。今年は56名の生徒が参加し、グループごとに実践的な英語のレッスンにチャレンジ。「興味や関心をもてるよう、楽しみながら英語に接することを主軸にしています」(森公法教頭)の言葉どおり、研修中の授業は英語を使ったゲームやミサンガ作りなどバラエティ豊か。自然を満喫するサイクリングや英語で動物の説明を受けながら巡るサファリパークとアクティビティも盛りだくさんです。また、研修中は異学年グループで活動し、最終日には劇やダンスを発表。グループごとに目標をもって取り組むことで、リーダーシップや協働性を意識するようになり、人間力も鍛えられていきます。「研修から帰ってきた生徒たちの表情には満足感と達成感がうかがえます。毎年『先生楽しかったよ!』と笑顔で話してくれるのが印象的です」(森教頭)。
語学と文化をトータルに修学
本気で取り組むハワイ研修
中学で培った英語力をさらに深めるのが、中3卒業時の春休みに行われるハワイ研修です。20年以上の歴史をもつこの研修は、希望者の中から40~50名の選抜。生徒たちは事前研修後も自主的に英会話練習に励むなど意欲をもち参加しています。研修中は、米国西地区学校・大学協会の認定を受けた東海大学のハワイ東海インターナショナルカレッジの学生寮に滞在。大学講師陣によるスピーチやハワイ文化の授業のほか、現地の高校生とスクールライフを経験したり、歴史的背景を踏まえ名所を回るなどオリジナルカリキュラムに取り組みます。
「一番の目的はハワイの文化を知ることです」と森教頭が話すように、異文化への理解を深めることで最初は控え目だった生徒も、現地の人ともっと話したい、伝えたいという思いが高まっていくそうです。さらに今年は、ハワイと山中湖をインターネットで繋ぎ、生徒がお互いの近況を報告。ハワイでの生活を英語で伝える3年生の姿は、1・2年生に憧れを抱かせると同時に新たな目標となりました。
「一生懸命〝本気〟でやる。大いに失敗して、そこから学ぶ。人として成長する時期に、多様な経験の中から自分を見つめることで、より有意義な高校生活を送ることができます」(森教頭)。本気の大切さを実感できる同校の研修は、英語力に加え未来へ通じる人間力を育成する絶好の機会となっています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
東海大学付属相模高等学校中等部
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