私学探検隊

大きな声で歌って踊って!英語劇で「表現する楽しさ」を知る

プロの演出家が英語で生徒に指導

英語教育に定評のある本校。「読む・書く・聞く・話す」の4技能を伸ばすための授業に定評があるのに加え、英語ゼミや英検対策、TOEIC対策などを用意。2019年も多くの生徒が、培った語学力を活かして国公立や早慶上智ほか難関大学への合格を果たしました。
本校の英語教育でユニークなのが、中学2年次に行われる「イングリッシュエクスプレス」。英語で歌い、英語の台詞を覚え、ダンスも交えたミュージカルを年に2回、学内で発表します。今回は、週に1度行われている練習風景を取材しました。

英語表現を楽しみながら1年かけて成長していく

手や足を伸ばし、体を使って役を演じきる!

手や足を伸ばし、体を使って役を演じきる!

「Hello, everyone! Let’s sing together♪」とノリノリで生徒たちを指導するのは、英語芸術学校マーブルズ代表の小口真澄先生。30年以上の指導経験を持つベテランの演出家で、本校でイングリッシュエクスプレスがスタートした8年前から指導にあたっています。
この日のレッスンは、「ピーターパン」。体を動かしながら、音楽に乗って英語の台詞を何度も繰り返します。最後は2グループにわかれて、その日に習ったパートを発表。はじめは声が小さかった生徒も、小口先生のパワフルな指導によって徐々に大きな声が出せるようになっていきます。
この演劇で特徴的なのが、全員がステージに立ち、基本的に自分がやりたい役を演じることができること。つまり、ピーターパンが何人もいるのもありなのです。さらに、振り付けやストーリーも細部で生徒たちのアイデアを取り入れることで、オリジナリティあふれる作品をつくっていきます。
「みんなでひとつの作品をつくり観客に楽しんでもらうというゴールに向け、いま、自分はどうすればいいのかを考えることで、課題に取り組む力や協調性を育むことができます。生徒からも『クラスの絆が深まる』と好評です。また、台詞を話すことで、英語に興味を持つきっかけになってもらえたら」(小口先生)
この日のレッスンには、教育実習に訪れていた大学生の加藤真唯さんも参加。本校の卒業生である加藤さんはイングリッシュエクスプレスがスタートした年の生徒で、8年ぶりのレッスンとなりました。
「はじめは英語に抵抗感があり、小口先生にHello!と話しかけられたらきゃーっと逃げていました(笑)。でも、練習を繰り返すうちに徐々に人前で歌を歌うことに抵抗感がなくなり、本番では、出だしの歌を歌うという責任重大な役を演じきることができて、大きな自信につながりました。教師をめざそうと思ったのも、小口先生をはじめ聖セシリア女子の魅力的な先生との出会いがあったから。泣いたり、笑ったり、悩んだりと登場人物の気持ちを体で表現する楽しさを、今の生徒たちにも知って欲しいと思います」(加藤さん)。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

聖セシリア女子中学校
[学校HP]https://www.cecilia.ac.jp/
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