獲得した語学力を自分の言葉として発信知識・表現・マインドを培う国際理解教育
自分の言葉として伝える
語学教育と異文化理解に注力
1905年にアメリカの女性宣教師によって創立され、かねてより英語教育に定評のある女子聖学院中学校では、キリスト教教育を土台に多角的な国際理解教育を行っています。
国際理解における語学というと英語だけに注目しがちですが、〝語ることばをもつ人を育てます〟を教育スローガンとする同校では、国語力にも注力。通常の国語の授業に加え、中学1・2年生は「聞く・話す」、中学3年生ではディベートを学びます。「母語である日本語でのコミュニケーションをしっかり確立しつつ、並行して英語を学んでいくことで、自分の考えを伝え、相手を理解するツールとして活用できるようにします」と、広報室長の佐々木恵先生。もちろん英語教育ではバランスよく4技能を養い、高校ではそれらを発展させたコミュニケーション英語やアカデミック・ライティングなど多彩な授業を展開。また、中学3年から参加できる海外留学プログラムも充実しています。
このような語学や表現力とともに学ぶ国際理解教育では、ネイティブ講師を招いて3日間英語漬けで過ごす「Global 3day Program」を実施。プレゼンテーション、英語劇、留学生とのディスカッションなど、学年ごとにレベルを上げながら国際理解を深めつつ英語での表現を磨いています。「中学1年生は4月末に実施するため、単語を繋げながらの会話ですが、それでも最終日には生徒全員が英語で自己紹介のプレゼンを行います」(佐々木先生)。先入観の少ない早期に受講することで、英語への自信がつくとともに、世界への関心も高まっていくそうです。
キリスト教教育をベースにグローバルマインドを育む
さまざまな角度から国際教養を高める同校ですが、その要となっているのがマインドの育成です。「自分はかけがえのない存在であり、どの人の存在にも価値がある。違いを認め尊重しなければ、いくら知識として世界を知っていても、交流や協力には繋がりません」と佐々木先生が話すように、礼拝から始まる学校生活の中で、生徒たちは自分を認め互いへの理解を深めています。特に学びのスタートを切った中学1年生には、他者理解やコミュニケーションスキルなどの獲得を目的に、夏に2泊3日の「アドベンチャーキャンプ」を開催。これは体験型の探究プログラムで、生徒たちは課題にチャレンジし問題を解決する中で、信頼や協働の大切さを理解していきます。「課題解決には対話が必要ですし、困難であるほど仲間と味わう達成感も大きくなります。体験で得た経験は、生徒一人ひとりが互いに大切な存在であるという肯定感や信頼感に繋がっています」(佐々木先生)。
グローバルマインドを土台に、国連が掲げるSDGsを意識した課題探究型学習に取り組むことで生徒の視野を広げ深める女子聖学院中学校。生徒の笑顔とともに受け継がれてきた伝統と、希望をもち世界へと羽ばたく力を育成する先進性を併せもつ学校だと実感しました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
女子聖学院中学校
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