全国中学生英語ディベート大会準優勝ディベートで英語力と論理力がUP!
湘南白百合学園では、グローバル人材育成の取り組みの一つとして、2010年から高校生の希望者がディベート大会に参加しています。昨年から中学生の参加も始めたところ、初年度にいきなり「中学生英語ディベート大会」で準優勝という快挙を遂げました。今回は昨年の同大会に参加した現高1生6人にディベートの魅力を聞いてみました。
論理で戦うディベートは“知のスポーツ”
ディベートとは、ある一つの論題に対して「肯定側」と「否定側」の相対する賛成と反対の意見を持った2チームが、聞いている「第三者であるジャッジ(審判)」を説得するように議論をすること。1チームは3~4人で構成され、「立論」「アタック」「ディフェンス」「総括」とそれぞれの役割があります。肯定側はその論題(政策を導入すること)を肯定するためにメリットを出し、否定側は否定するためにデメリット出し、ディベートを通して論を競い合うもので、“知のスポーツ”とも言われています。
生徒達になぜ参加してみたいと思ったかを聞いてみると、「英語が話せるようになりたかったから」「英語で議論するのが格好いいと思ったから」「帰国生で英語は話せるけれど、日常会話レベル以上の英語力をつけたかったから」など、理由は様々。
でも、実際に取り組んでみると、英語が上手に話せるかよりも、できるだけ多くの情報を集め、その中から有力な理由を選択し、相手が納得できるように筋道を立てて説明するといった論理力を身につけることが大事だということに気づいたそうです。また、英語も単純な表現ではなくインパクトのある言葉を選ぶことが重要だそう。こうしてあらかじめ準備をして臨む試合形式をアカデミックディベートといいます。
みんなの力が一つになるディベートの魅力
昨年度の中学生大会のアカデミック(政策)ディベートの論題は「日本のすべての中学生は学校での携帯電話の使用を許可されるべきである」というもの。生徒達は「肯定」「否定」それぞれの立場になって、どう説明をすれば相手が納得するかどうかを考えました。夏休みの1カ月間を使って念入りに準備をしたそうです。
それから1年。その他の大会も経験してきた生徒達に、ディベートをやってみてどんな変化があったかを聞いてみました。「自分とは違う意見を持った人の立場に立つという経験をしたことで、自分の視野が広がった」「英語力が鍛えられるだけでなく、論理スキルが身についた」「様々な論題が出されることで、世の中に関心を持つようになった」などの声が上がりました。そして何よりも「チームワークの大切さに気づいた」と口を揃えて言います。
今年は高校生大会に挑戦する6人。「高校の部では厳しい戦いになると思いますが、悔いのないように頑張りたい」とその意気込みを見せてくれました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
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