女子校で伸びる国際社会で活躍するためのグローバルリーダーの資質
国際社会で平和貢献できる人材の育成を、設立理念に掲げる佼成学園女子中学高等学校。2014年度にはスーパーグローバルハイスクール(SGH)第一期校として選抜されたように、グローバル教育に注力をしている学校です。「世界の名だたるリーダーは別学で学んでいる。こういった利点を活かして、子供たちのリーダー性を育んでいきたい」と宍戸崇哲校長は言います。女子校であることを活かした、国際社会でリーダーシップを発揮できる人材育成のプログラムや仕掛けが数多く用意されています。
英語を基軸とした教育による総合学力の上昇と進学実績の向上
「入学した生徒たちをどれだけ伸ばせるかがその学校の真価になると考えています」と宍戸校長の言葉通り、同校は入学後の学力の向上が目立ちます。森上研究所のデータでは、在学中の成績伸び率が首都圏一を記録したということもあり、英語力の養成が学力全体を伸ばすことにつながっていることがわかります。海外研修を基にした研究活動の内容が高い評価を受けており、AO入試での合格を勝ち取る生徒も多くいます。
進学実績をみてもロンドン大学SOAS校、大阪大学をはじめ、私立最難関大への合格実績も年々増加しています。
英語力を養成することで国際社会への興味につながる
海外研修や探求型学習で成長する生徒たちの探究心や英語力の基礎は、中学時代に培われます。全校を挙げて実施される「英検まつり」は、年2回、英検の試験前に集中的に対策を行うというものです。中学卒業時点で80%以上が準2級取得という成果を生んでいます。
また、特徴的な取り組みとしてイマ―ジョン教育を実施しています。音楽・美術といった表現・実技教育を中心にネイティブ教員とともに創作と表現を行うことで、英語習得の壁を低くし、国際社会に目を向ける動機づけにもなっています。「Art(芸術)から始まった体験が、高校で導入されるSTEAM教育※ともつながっていくものだと考えています」と宍戸校長は語ります。
多彩な海外研修プログラムにより成長するグローバルの力
高校1年次より、特進文理コース、特進留学コース、進学コースの3つのコースに分かれます。中でも特進文理コースは、さらにスーパーグローバル(SG)クラス、メディカルクラス、文理クラスに分かれます。
SGクラスは、英語を使って、自身の考えを世界に表現することを目的に、探求型学習を先進的に進めています。SGクラス生は、高校2年で2週間のタイでのフィールドワークを行います。山岳民族のカレン族の村でホームステイをして、調査・分析をするという内容です。その内容を基とした研究は、SGH全国高校生フォーラムで全133校のうち最優秀校に授与される文部科学大臣賞を受賞しました。高校3年次には、世界トップクラスのロンドン大学SOAS校で、英語の論文指導を受けることができます。
特進留学コースでは、1年間のニュージーランドへの長期留学が実施されます。こちらでも、先住民のマオリ族と移民の共存など、多民族社会への考えをテーマとした研究活動が行われます。単なる英語の語学学習では終わらず、英語で探究学習を行う同校の留学プログラムは、国際社会で活躍するための力が身についていきます。
これらの海外研修プログラムは、生徒が国際社会に興味を持つきっかけとしても機能しています。実際に特進文理コース・進学コースにて実施された1週間のスリランカ実習を皮切りに、国際社会に興味を持ち、飛躍的に成長した生徒もいます。
まさに国際社会において協調性とリーダーシップを持ち、将来、グローバルリーダーとして活躍できる女性を育成している学校です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
佼成学園女子中学校
[学校HP]https://www.girls.kosei.ac.jp
〒157-0064 東京都世田谷区給田2-1-1 Tel.03-3300-2351
最寄駅/
京王線「千歳烏山駅」徒歩5分。小田急小田原線「千歳船橋駅」から京王バス15分「南水無」徒歩3分。小田急小田原線「成城学園前駅」から小田急バス20分「千歳烏山駅南口」徒歩5分。