「楽しみながら取り組む」ことの大切さや「コツコツと努力する」ことを和気あいあいとした活動で学ぶ
バラエティー豊かなクラブ活動
「誠実・勤勉・友愛」という理念のもと、全人的な女子教育を行っている共立女子第二。緑豊かな広大なキャンパスも自慢です。そんな抜群の環境の中、ほとんどのクラブ活動は中高生一緒に活動します。同校のクラブ活動について、生徒会副主任で、クラブ活動担当でもある浅田勝美先生に伺いました。
「本校のクラブは、生徒の数に比べてその数や種類が多いのが特徴です」
アットホームな雰囲気の同校。クラブの数は中高合わせて19あり、中学生の加入率は9割となっています。
「本校では、大会に出て上位をめざすことが大きな目標ではありません。クラブ活動では、一つのことに取り組むことの大切さや、取り組み方を学んでほしいと思います。たとえば陸上ですが、陸上はコツコツと努力をすれば、確実に『速くなる』など記録を伸ばせる競技です。これは他のクラブも同様です。努力を重ねながら上達や成長を実感する。また、中高の枠を越え、仲間と楽しみながら練習に励むことを大切にしています」
ちなみに、体育教師である陸上部顧問の浅田先生は、東京マラソンでも好成績を収めた経験がある市民ランナーです。
卓球部、少林寺拳法部、和躾(なごみ)部に注目
数あるクラブ活動の中でも、いま、とくに先生が注目しているクラブを教えてもらいました。
「ここ数年は卓球部が人気ですね。仲間と楽しみながら練習に励んでいるようです。少林寺拳法部では、地域で有名な先生がいて、その方が指導に来てくださっています。少林寺拳法では『恥ずかしがらずに大きな声を出す』ことが大切です。勇気を出して大きな声を出す…技術だけでなく、こういった精神も学んでいます」
女子校ならではといえるのが和躾(なごみ)部です。
「和躾部は茶道と華道、両方経験できる部です。和躾部にも卒業生や外部から先生を招いて指導を受けています。また、地元八王子の『高尾梅郷梅まつり』などイベントにも声がかかり、そこでお茶を点てることもあります」
外部の先生の指導、地域とのつながりが深いのも同校のクラブ活動の特徴です。
最後に浅田先生は、「クラブ活動では仲間とともに楽しみながら自分を高めていってほしいですね。クラブ活動はそんな場であってほしいと思います」と語ってくれました。
2020年3月現在、同好会は「ESS」「文芸同好会」「プログラミング同好会」の3つ。この中で最も新しいのが「プログラミング同好会」で、なんと中3の生徒2名が中1のときに立ち上げたもの。立ち上げた生徒は、小学生の頃からプログラミングをやっていたとか。
設立にあたって、まずは顧問の先生を自分たちで探すことからスタート。そして、活動規約を作り、クラブの部長会に提出。生徒会の中央委員会、職員会を経て、同好会として発足させたそうだ。
中学に入学したばかりの中1の生徒でも「やりたい!」「つくりたい!」という思いと行動力、実行力があれば、希望が実現する。そんな校風や風通しの良さも共立女子第二の魅力なのだ。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
共立女子第二中学校
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最寄駅/
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