探究的な学びで生徒の個性を伸ばし考える力を養う
子どもがもつ好奇心の芽を探究心へと育て、仲間と力を合わせながら生徒が主体的に学びを追求できるドルトン東京学園は、世界で高い評価を得るドルトンプランを中高一貫教育の中で実践する学校です。「自由」と「協働」の原理に基づくその教育は、開校2年目となる現在も多くの期待と注目を集めています。
自ら学びを追求するラボがさらにバージョンアップ
同校には、生徒が必要な場所や先生を選び、自由に研究・探究に勤しめるラボラトリー(以下、ラボ)という時間があります。今年度からは、教科別の「探究ラボ」に加え、教科横断的なアカデミックスキルの育成などを行う「基礎ラボ」を実施。さらに、専門分野に長けた先生が多い同校らしく、多様な切り口で好奇心を刺激するテーマ別のラボもスタートしました。教科授業と同様、ラボは臨時休校中もオンラインで開催されており、各種検定対策やネイティブの先生による発音ワークショップなど、生徒は興味のあるラボに自由に参加。中には、先生と繋がった状態での自習ラボもあり、人気ラボのひとつになっています。このことからも生徒たちは、ただ自由を享受するのではなく、自分の計画に基づき必要な力を培っていることがわかります。
探究的な学びは、ラボだけでなく教科授業を含めたすべての活動で展開。例えば歴史の授業では、指定された時代を生徒が調べ発表を行いますが、その過程で先生は多面的に問いを投げかけていきます。この問いを繰り返すことで、生徒はさらに探究を行い、考えを深め、歴史の流れや本質を理解していくのです。
発表や大会で自分の学びをブラッシュアップ
同校ではFESと題した、学びや研究の成果を発表する行事を設けています。昨年秋に開催されたSTEAM(Science,Technology,Engineering,Art,Mathematics) FESでは、究極のスマートフォンを作り上げる、スフィロボールを使った未体験のレース制作、美術作品など、ドルトン生ならではのクリエイティブな作品がずらり。また、大会などへの参加も推奨しており、いろいろなコンクールの募集要項が廊下に貼り出されています。昨年は「中学生科学コンテスト」東京都知事賞をはじめ、毎日新聞社「俳句大賞」、産経新聞「ビブリオエッセー」など、1年目にしてさまざまな分野で力を発揮。今年は全校生徒で数学のコンクールにも挑戦する予定です。
「恐れずに進め」というスクールモットーを心に刻んだドルトン生のさらなる活躍に、ますます期待が高まります。
3名1組で理科や数学の筆記と実技を競う「中学生科学コンテスト」で、東京都知事賞を受賞し、「科学の甲子園ジュニア」の東京都代表に選ばれました。さらに、「サイエンスキャッスル」では、生物同好会が慶応義塾大学薬学部賞を受賞。開校1年目にして生徒たちが実力を発揮しました。
生態系をつくることを目的に、ラボと生物同好会がドルトンの森でビオトープづくりを開始。理科の先生からアドバイスを受けながら懸命に穴を掘る生徒たち。その姿を見たほかの生徒も参加し始め、いつの間にか協働の輪が広がりました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
ドルトン東京学園中等部
[学校HP]https://www.daltontokyo.ed.jp
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最寄駅/
小田急小田原線「成城学園前駅」・京王線「つつじヶ丘駅」から小田急バス「NTT中央研修センタ」徒歩1分。「成城学園前駅」から小田急バス「成城八丁目」徒歩6分。