私学探検隊

AIにもロボットにも、負けない人材を育てる

5年前、生徒の主体性を育む学校改革をスタート

十文字中学校では、生徒の主体性を大きく育むための学校改革「MOVE ON プロジェクト」を5年前にスタートさせました。その背景には、グローバル化やデジタル化が進む社会の中で活躍する人材を育成するためには、まず自ら進んで学ぶ姿勢を育むことが急務であるという学校の強い思いがありました。
改革の一環として、ICT活用や探究学習による授業改革、理数教育、キャリアプログラムの充実など、様々な取り組みを行ってきました。中学1年での「ペッパーをプログラミングしよう」では、ペッパーのBGMや腕の上げ下げ、セリフ、スピードなどを生徒たちが自らプログラミングし、学校紹介をさせます。技術だけでなく「何をどう表現してみせるか」も学んでいきます。たくさんの仕掛けを通して生徒は自ら学ぶ姿勢を身に付けていくのです。

発信力を育成する独自の「DDPプログラム」

探究学習にも力を入れています。ディスカッション、ディベート、プレゼンテーションの3要素を取り入れた「DDPプログラム」を導入しました。中学1年では、動物の観察・研究・プレゼンを行う「上野動物園見学会」、中学2年では、グループディスカッションを通し外国の方に日本を案内する英語の新聞を作成します。中学3年は、数学の授業でデータ分析の手法を学び、グループで研究。成果をまとめ、ポスターセッションで発表した後、今度は個人研究として進め1人でプレゼンを行います。
改革4年目を迎えた昨年には、「MOVE ON プロジェクト Next Stage」として様々な新しい試みがスタートしました。大学や企業主催の外部講演会や体験会への参加を推進し、参加生徒は増えています。大学の研究プログラムに参加する生徒もおり、東北大学主催の「科学者の卵養成講座」に参加した生徒は優秀賞を受賞しました。SDGsに興味を持った生徒は、企業の取り組みを見学したいと提案、自ら企業と交渉して実現させました。

海外研修の成果も続々

中3のブリスベンでの海外研修(10日間)

中3のブリスベンでの海外研修(10日間)

グローバル社会で生き抜く強さを大切にする校風は、厚みのある英語教育と多彩なグローバル教育にも体現されています。中学3年には、ほぼ全員が参加するオーストラリア・ブリスベンでの10日間の海外研修があります。1~2名1組でホームステイし、ESL特別授業終了後、現地校6校に分かれて授業を体験。その後、先住民の文化に触れる体験や伝統菓子作りを行うなど充実したプログラムです。中学段階では生徒たちを「英語好き」に育てたいと考え、イースターエッグ作りなど楽しさ重視の英語プログラムも満載。高校では、グローバル教育と大学受験対応の学びを両立させ、英語4技能の向上を図っていきます。
高校1年では、短期(3ヶ月)と長期(1年)のオーストラリア留学プログラムがあり、希望者は年々増加。昨年は短期7名、長期4名が参加し、結果として卒業までに英検準1級を取得する生徒も多くいました。海外研修や留学の経験は英語力向上だけでなく、生徒の視野を広げ、将来を考える良い機会です。今春の大学入試でも、留学経験者から国際基督教大学に2名、早稲田大学、上智大学、明治大学、立教大学、広島大学に合格。着実に成果を上げています。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

十文字中学校
[学校HP]https://js.jumonji-u.ac.jp
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