それぞれのアイデンティティを大切にしながら、自分の考えや思いを主張できる力を留学で身につける
中学1年生のときから日々の授業で留学準備をはじめる
2020年からグローバル教育の一貫として、中学3年の3学期に全員参加制のニュージーランド留学を実施している東京成徳大学中学校。「以前は希望制でしたが、全員参加になったことで、中学1年生のときから生徒たちのモチベーションが上がるようになりました。英語の授業では、日本語が一文字も書かれていない洋書の教科書を使った授業を週に2時間、ネイティブの先生が教えるオールイングリッシュの授業を3時間、問題集などを解く文法が3時間あります。“聞く・話す・読む・書く”の基本を重視しながら、“英語で話す力”の強化に努め、ICT(情報通信技術)にも力を注いでいます。2018年にはiPadなどのテクノロジーを活用して、創造力や思考力を高める次世代型教育に取り組む学校をアップル社が認定する『Apple distinguished school』にも選ばれました」と語るのはICT活用推進部の木内雄太先生。
授業では、1人1台iPadを活用。自分の思いや考えを自身で作った映像や音声で表現するアイテムとして用い、従来型の英語“を”勉強するのではなく、英語“で”勉強するという独自のスタイルを展開しています。ほかにもイングリッシュキャンプなども開催。ネイティブの外国人や留学生たちと直にふれ合う環境づくりを積極的に進めています。
留学で多様性を学び困難を乗り越える力を体得
最初は生活に慣れるため2人1組でホームステイ。そして2週間後にはオークランドとウエリントンにある40~45の学校にわかれ、ホームステイも1家庭につき1人となります。「留学中はローカルの生徒と一緒に授業を受けます。最初は何を話しているのかもわからない状態なのですが、どうすれば周りに自分のことを理解してもらえるようになるかを考えるようになっていきます。学校によってはクラブ活動などもあり、授業内容もすべて同じというわけではありません。でもどの学校も安心して生徒たちをおまかせできるところばかりです」(木内先生)。
日常生活は、それぞれホストファミリーのルールに従っていますが、中国や韓国など英語圏ではない国からの留学生と一緒になるケースもあるので、コミュニケーションがさらに広がる家庭もあるようです。
「2020年の留学は新型コロナウイルスの影響で帰国を少し早めることになってしまいましたが、生徒たちと帰国前にオンラインで緊急ミーティングを重ね、全員無事に帰ることができました。現地でさまざまな経験を積むことで、心身ともに成長できたのではないかと感じています」(木内先生)。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
東京成徳大学中学校
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