未来に向かってのびやかに、たおやかに。充実したICT環境で自立した女性を育成
コロナ休校も問題ナシ
3月から即オンライン授業に
今年創立80周年を迎える北鎌倉女子学園。伝統を大切にしながらも、新しい時代に向けて、「ジエシカ」というキーワードをもとに、未来に輝ける女性の育成に力を入れています。その取り組みの一つが、ICTを活用した主体的な学びです。
同校では17年に全館Wi-Fiを整備、翌年にICT普及委員会を発足し、全教員がiPadを持ち、Apple Teacherの資格を取得。現在は生徒一人一台iPadを持ち、すべての教科で活用しています。その取り組みが評価され、19年にAppleの認定校に選ばれました。
新型コロナウイルスの影響で、3月から即オンライン授業に変更。4月からはZoomによる双方向授業に切り替え、授業を進めていきました。「迅速な対応ができたのは、日頃から教員たちがICTを使いこなしていたからでしょう。6月から登校が始まりましたが、今後も状況に応じて、対面とオンラインのハイブリッドで対応していきます」と話すのは、今年4月に同校に就任した柳沢幸雄学園長(前開成中学校長)。
iPadを使うメリットは、授業の効率化だけでなく、生徒が能動的に授業に参加するようになったこと。分からないことがあればすぐに調べられるし、何かに取り組む時もやり直しが効くので、「まずはやってみよう!」という積極的な姿勢が見られるようになったそうです。
古都鎌倉から世界へ!社会とつながり探究する
iPadはクリエイティブな活動にも活用しています。総合探究「KGプロジェクト」は、自ら課題を見つけ、テーマを選択し継続的に探究活動を行う同校オリジナルのプログラム。地元鎌倉から、日本、世界へと視野を広げながら、フィールドワークや研究・発表を通して、これからの社会に必要な思考力・判断力・表現力を鍛え、学びの本質を体得します。
「KGプロジェクトでは、課題設定→計画立案→調査→フィールドワーク→分析→発表、と学びに必要なプロセスを継続的に行い、課題解決する力を養っていきます。中高6年間で身についた探究学習のプロセスは、社会に出てからもきっと生かすことができるでしょう」(柳沢学園長)
新しい時代に女性がのびやかに、たおやかに生きていくには、どんな力が必要か? 同校の教育の根底には、いつの時代も「生徒一人ひとりが輝く未来」があります。
ジエシカとは?
ジ:自主性の尊重。受験に強い授業を展開
エ:英語教育の強化。4名のネイティブの先生を常勤で採用
シ:施設や設備をリニューアル
カ:鎌倉に密着した体験学習
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
北鎌倉女子学園中学校
[学校HP]https://www.kitakama.ac.jp/
〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内913 Tel.0467-22-6900
最寄駅/
JR湘南新宿ライン横須賀線「北鎌倉駅」徒歩7分。