第一志望の大学に合格できる力を養うために試験結果を個別に分析しながら的確に進路指導
2020年は東京大学5名をはじめ98名の生徒が国公立大学に合格、難関私大にも多数合格しています。安定して高い進学実績を支える桐光学園の指導方針について、進路指導部長の武井大(まさる)先生に伺いました。
高校で実力を伸ばすために勉強の習慣をつける中学時代
同校の進路指導は、目指す大学に合格する力を確実に養う取組みに集約されます。中学では3年で選抜のSAコースとAコースに分かれるため、生徒はより高いレベルを目指し自発的に自宅学習を行うようになります。コース別に分かれる高校2年では「第一志望宣誓書」によって、明確な目標を意識し、目標に合わせた学力強化に臨むことになっていきます。
この学習システムのもとで、中高6年間で徹底されるのが試験を“やりっ放しにさせない”取組みです。
「中学・高校共に様々な学習支援プログラムを使用しながら、試験結果から得意分野と不得意分野をあぶり出して分析し、教師が具体的に助言しながら弱点を克服していきます」。
武井先生は、さらに中学での学びをこう語ります。「中学は高校での受験勉強に向け“勉強の習慣をつける”時期です。それは引き出しづくりとも言えますが、これができていれば高校での学びが自然とその引き出しに入ってきて実力がぐんと伸びていきます」。
学力向上と基礎学力養成へ
10分間テストと講習を活用
中学3年間、勉強の習慣づくりの一環としても行われているのが、5教科で行う「10分間テスト」です。
「朝のホームルームの時間を利用して実施しています。5分間でテストを受け、次の5分間で答え合わせを行います。成績が基準に達しないと補習やテストを行って弱点を強化します。目標達成ために必要な基礎的学力をつけることに主眼を置いています」。
次に武井先生は、目標に向け学力向上を図るのは「講習制度」だと述べています。
「実力テストで好成績を収めた生徒を指名し、さらなる実力アップを図るのが、平日に行う国数英の『上位講習』です。一方、希望者に向けた土曜日の『ユニーク講習』は知的好奇心を満たす様々なテーマが並びますが、ここでは英語が苦手な生徒のために基礎から学び直す講習も行われます。(高校では志望大学別の対策講座まで設置。)
また中学では定期試験4回、実力テスト3回に加えて外部の模試を行いますが、定期試験で進度に遅れが出た生徒にはフォロー講習を行い、全員に基礎学力が定着するよう指導します」。
やるべき勉強を行いながらやりたいこともできる環境
このように徹底して目標実現を目指す同校ですが、もちろん中学生活は勉強だけではありません。
「最終的には目指す大学に合格し、満足して卒業してほしいのですが、同時にやりたいことも実践して中学生活を楽しんでほしい。そのために、やるべき勉強をする、という方針で取り組んでいます」と武井先生。
優れた進学実績と共に、高水準のクラブ活動(運動部20種、文化部31種)や、文化祭をはじめとする熱気あふれる行事も特長的な同校は、常に進化を目指し続けます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
桐光学園中学校
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