私学探検隊

「ナゾ解き」にワクワクする小学生求む! 藤村の新タイプ入試は、挑戦心と対話力を重視

近年では知識偏重ではない新しい入試スタイルが各学校で導入され始めています。2021年度入試、藤村女子中学校が実施する新タイプ入試は、なんと「ナゾ解き入試」。中学入試には、その学校が求めている力、生徒像が表れているとよく言われますが、ナゾ解き入試には藤村女子のどんな思いが詰まっているのか、入試の“ナゾ”に迫ってみましょう。
「藤村女子はいろいろなことに興味を持ち、新しいことにどんどんチャレンジしていくことを奨励しています。『ナゾ解き入試』という前代未聞で、ワクワクするようなチャレンジ。学校としても新しい挑戦に向かっていく姿勢とマッチし、ピッタリの入試だと思っています。知識だけに頼らず、様々な経験や仲間との協力を必要とするナゾ解き入試は、建学の精神『知・徳・体を兼ね備えた個性豊かな女子の育成』にも一致します。今までも子どもたちが中学校に入ってからどんどん伸びていくのを見てきました。テストの点数だけでは分からない、一人ひとりの個性を大事にしたいです」
と、教頭の廣瀬真奈美先生はこの入試にかける思いを話してくれました。

検定と脱出ゲームの2部構成

ナゾ解き入試は、1人で取り組む「謎検型」(15分)とその場で組むグループで行う「脱出ゲーム型」(45分)の2つで構成されます。
謎検型は、頭を柔軟にしてひらめきが必要。すでに存在する謎解き検定の過去問を解いておくのもいいようです。脱出ゲーム型は、5、6人程度で1グループになり、実際に校内を動き回りはしないが様々なヒントからみんなで協力してナゾを解いていきます。
「小学生のレベルで答えられる内容になっていますが、ひらめきや協力が不可欠です。この入試で求められる力は、考察力、発想力、行動力、会話力(コミュニケーション力)、そして洞察力」と、この入試の発案者でもある入試委員長の芦澤歩夢先生。
こうした力は、入学後の藤村女子での学校生活にそのまま生きていきます。勉強はもちろんのこと、フィールドワークに力を入れる藤村では「ふじ活」と呼ばれる吉祥寺の街をフィールドにした街づくり、職場体験、実習などを学内外の人と関わり、協力しながら進めています。ユニクロ吉祥寺店では生徒のデザインしたTシャツが発売されたり、吉祥寺のフリーペーパーを作ったり、自分が育った街のPR動画を作ったりと、まさに発想力やコミュニケーション力が必要なものばかり。そうした学校生活での挑戦や体験を楽しんで取り組める生徒を待っているのです。

ワクワク入試に来てほしい
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試験内容のナゾは、テレビや企業、イベントなどでリアル脱出ゲームやナゾ解きイベントを数多く手掛けてきた株式会社SCRAPが協力し、藤村の入試用オリジナル問題となります。ナゾ作りのプロによる問題なので、一人でそう簡単には解けないでしょう。しかし、試験中にナゾが解けるかどうかは、直接合否には関わらないと先生たちは言います。
「大事なのは、いろんなことに興味を持ったり、持っている知識と知識をつなげたり、その場でチームを組む仲間とコミュニケーションを取り合って協力したりする力。難しいナゾに挑戦するところを見せてもらいたいと思っています」と芦澤先生。
他の入試方式との複数受験も可能。
「受験生の皆さんには、入試当日をストレスいっぱいで迎えるのではなく、ぜひワクワクした気持ちでナゾ解きに来て欲しいです。リラックスして、楽しみながら受けに来て下さい」(廣瀬先生)。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

藤村女子中学校
[学校HP]https://www.fujimura.ac.jp/
〒180-8505 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-16-3 Tel.0422-22-1266
最寄駅/
JR中央線総武線・京王井の頭線「吉祥寺駅」徒歩5分。

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