キャリア教育では各界で活躍する卒業生も登場進路や将来を考えながら個性を伸ばす６年間
多彩なキャリア教育を経て第一希望の学部へと進学
明治大学の直系付属校として１００年以上もの歴史をもつ明治大学付属明治中学校。約90％もの生徒が明治大学へと進む同校では、早期から大学を意識し将来を考えられるよう、多くの機会を設けています。特に進学を控えた高校生へのキャリア教育は、講演会や講座開催など幅広く展開。「在校生だけでなく卒業生との繋がりも強い学校なので、そのネットワークを生かしています」と、高校２年担任の平田裕貴先生が話すように、各業界で活躍する多くの卒業生がキャリア教育の講師として登場し、生きた情報を届けています。
もちろん、大学付属という強みを生かした高大連携教育も充実しています。大学の先生を招いての高大連携講座は、明治大学全10学部を各２回構成とし、毎年20回もの講座を開催。夏休みなど長期休暇には、大学の先生方などによるセミナーも実施しており、多くの生徒が参加しています。このように卒業生の声を聞いたり、大学での学びを直接知ることで、生徒たちは具体的な進路や将来を考えるようになっていきます。その結果、同校では多くの生徒が第一希望の学部へと進学しています。
コロナ禍を逆手に取り新たな試みを実施し生徒を支援
「表情やしぐさがよく見えるので、生徒たちも講演者に対
して親しみをもちやすく、楽しみながら講演を聞けたのも
オンラインのメリットでした」と平田先生。
今年、世界を襲った新型コロナウイルスにより、同校も少なからず影響を受けました。しかし「こんな時だからできることを」と、学校と卒業生をＺＯＯＭで繋ぎ「卒業生講演会」を実施。「来年１月に理系と文系の進路決定を控えた高校２年生が、今の高校生活から社会人までを含め幅広い視野で進路を考えられるよう、学年独自の企画として行いました。私も本校の卒業生なので、講演者は社会人６年目となる同級生ふたりに依頼しました」と平田先生。学校の魅力、付属校ならではの時間の使い方、学部の選び方など、自身の経験を踏まえながらの話に生徒たちも多くの刺激を受けたようで、講演後のトークセッションでは活発に質問を投げかけていました。
「この企画を行ったことで、海外在住の卒業生や多忙のため来校が難しい方にオンラインでご講演頂くなど、今後の可能性も見えてきました」（平田先生）。逆境を逆手に取り、生徒のために何ができるかを考え実行する。その柔軟な姿勢も同校の魅力のひとつだと感じました。
高校2年生の伊藤巴菜さん、髙橋さくらさん、鎌田尋伍君の3人に、卒業生講演会の感想を聞いてみました。
印象に残ったことは？
伊藤さん 受験勉強に縛られず放課後を自由に使えるので、有意義に使おうというお話です。私もいろいろなことにチャレンジし、長所を伸ばしていきたいと思いました。
髙橋さん 好きなことを仕事にすると趣味が仕事に浸食されるので、似たものや興味のあることを仕事にという内容は、私にとって驚きの考え方でした。
鎌田君 企業の名前やその時のトレンドに惑わされず、自分の意志で自分の道を進むという先輩の言葉がとても心強かったです。
伊藤さん 自分の夢が定まった時に十分力を出せるよう、今は将来を焦るのではなく、勉強、部活とすべてに全力で取り組んでいこうと思います。
髙橋さん 学部は教授や学生によって雰囲気が異なるので、実際に見てから進路を決めるというお話はとても参考になりました。
鎌田君 時間を意識し、今何をするかが大切だと教えてもらったので、勉強も部活もよい結果を残せるよう、今まで以上にしっかり時間をデザインしていきたいです。
伊藤さん 大学付属なので、受験勉強に使う時間を自由に使えます。また、先生それぞれに魅力があり、生徒との距離も近いです。
髙橋さん 中・高が同じ校舎、クラス配置もランダムなので、廊下ではいろいろな学年が混ざり合い、生徒全体に一体感があります。
鎌田君 みんな仲間という雰囲気があり、お互い助け合い、悩みを相談できる環境です。設備も充実していて、特に自分はサッカー部なので、人工芝のグラウンドは大きな魅力です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
明治大学付属明治中学校
［学校HP］https://www.meiji.ac.jp/ko_chu/
〒182-0033 東京都調布市富士見町4-23-25 Tel.042-444-9100
最寄駅／
京王線「西調布駅」徒歩18分。京王線「調布駅」・JR「三鷹駅」「武蔵境駅」・小田急線「狛江駅」から小田急バス「大沢コミュニティセンター」ほか。スクールバス:「調布駅」「三鷹駅」ほかからあり。