限られた条件の下で、さまざまな工夫を生んでいます
品川女子学院の体育祭・文化祭・合唱祭は、中1から高2までの有志の実行委員が運営しています。
今年は新型コロナウイルス感染予防のため、例年通りの方法ではできませんでした。(11月2日取材)
オンラインのデメリットを乗り越える工夫
◇文化祭実行委員長(高2)
――例年と違った文化祭(9月)でした。
文化祭実行委員長(以下、文実長) 手探りで進めていくのは不安も多かったです。しかし、品女らしさを忘れずに文化祭に力を注いでくれた生徒のみんなのおかげで、終わってみると本当に楽しかったです。
――話し合いの進め方は?
文実長 オンライン会議が主で、対面に比べて事前の準備が必要でした。班員にも事前に意見を考えてきてもらいました。
――一番苦労したのは?
文実長 オンラインではどのように伝えればわかりやすいか、締切はどうやったら守ってもらえるかなど、かなり試行錯誤しました。
――どんな学びがありましたか?
文実長 冷静にひとつずつ乗り越えることが大切だと思いました。友達に助けられたことが多く、チームワークの大切さも実感しました。
仲間と話す中でさまざまなアイデアが生まれる
◇体育祭実行委員長(高2)
――まもなく体育祭(5→11月に変更/国立代々木競技場第一体育館)ですね。
体育祭実行委員長(以下、体実長) 緊張とともに、やっとできるという楽しみな気持ちです。
――様々な制限のある中での実施となりますが?
体実長 例えばパン食い障害物競争は口を使えないのでマジックハンドで取ることに変えました。また「体育祭王(全校クイズ大会)」も考えて実施しました。突拍子もないアイデアを出してくれる委員がいるからこそ、その後どんどん発言が出てきています。もっと早く引退して勉強に切り替えていたはずなのに……という5年生もいると思いますが、本来の半分で準備するスケジュールを私から提示したら、そんなことを言っている場合ではない、行動しなくては、という雰囲気になってくれています。
――体育祭が終わってからふりかえったとき、ご自身でどのような学びがあったと言いたいですか?
体実長 制限のある中で優先順位をつけることがより大切になりました。みんなで楽しめる体育祭であることを一番に考えているので、そのとおりできた、となっていたいです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
品川女子学院中等部
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