私学探検隊

自主協同で中1からつくりあげる体育大会リーダーシップと創意工夫で一丸に!

四季折々に異なる景色を見せてくれる42本の銀杏並木を持つ、緑豊かな日本大学第二中学校。4万㎡の広いキャンパス内には、中学・高校それぞれの校舎に加え、芸術校舎、理科校舎、武道館やプール、人工芝のグラウンドなど充実した設備があり、生徒たちが学校生活を満喫しています。
日大二中では毎年、中学と高校別に体育大会を行いますが、今年はコロナ禍で学年ごとにミニ体育大会を開催することになりました。
「例年であれば各クラスから選出された実行委員や応援団が中心となり、中3がリードして運営しますが、今年は学年ごと。初めての体育大会を迎える中1は、先輩に聞けない難しさがありながらも創意工夫でオリジナルの体育大会を考えてくれました」
中1の担任でもある根岸克之先生は、実行委員をサポートしてきました。実行委員として中心で活動してきた中1の4人に話を聞きました。

みんなが楽しめるよう
競技もルールも自分たちで

3密を防いだ縄跳び競技

3密を防いだ縄跳び競技

「密にならないように縄跳びを使った競技を考える事になりました。飛び方の組み合わせやルールを考え、どうやったら楽しんで取り組んでもらえるか何度も相談しました」とY.K.さん。本来なら話を先導してくれる先輩がいない分、中1実行委員たちは自分たちで話し合いや工夫を重ね、ミニ体育大会をつくってきました。何より心がけたのは、みんなが楽しめること。
「クラス全員リレーの順番を各クラスで決める話し合いをするときも中心になってまとめるのが大変でした。タイムが早い人を前にしたり、ゆっくり目な人を間に入れたりと作戦も考えながら決めました」と、R.O.くん。人前で話すのが苦手だったというK.F.さんは「リレーはみんなで協力する競技。クラスの一番前で話すのは緊張したけど、色んな人の意見を尊重しあえるように話し合いを進めました」とこの経験で大きな壁を乗り越えた様子。
「コロナ禍で気を使うこともあるからこそ、お互いに気を配りながらやっていきたいと思い、“気配り”という言葉をスローガンの中にいれました」(Y.W.くん)。オンライン授業を経て、実際の学校生活を一緒に過ごせるようになったからこそ、仲間への思いやりもより一層です。
「スポーツは苦手な人もいますが、みんなで楽しむには『足の遅い人』などネガティブな言葉をやめようというのも実行委員から出た意見。全員が楽しんで参加することを重視していました」と根岸先生。どうしたらみんなが盛り上がれるかと競技にかける曲も1曲1曲話し合って決めて、R.O.くんが編集して準備したそう。
校訓の一つ、“自主協同”が最も発揮される体育大会ですが、イレギュラーな開催となった今年も各学年ごとの創意工夫と自主協同がまさに表れる行事となりました。
そして、こうした行事や7月から始まった部活動などで登校できなかった期間のギャップを埋めるくらい、日々横のつながりが深まっているのを感じさせます。友達との絆を深め、自分たちで大会を作り上げた自信とリーダーシップは、きっとこれからの学校生活をさらに充実したものにしていくでしょう。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

日本大学第二中学校
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