広大なワンキャンパスに集う、恵まれた施設環境。自ら考え主体性をもって取り組むクラブ活動からサンゴ研究部とハンドベルクワイア部をご紹介!
自由研究から誕生したサンゴ研究部
ウニの好物も研究中!
2008年からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定され、玉川学園ではさまざまなSSHプログラムを実践しています。こうした環境の中で、本物に触れるフィールドワークと課題研究を両輪に、生徒たちは創立当初から続く自由研究でも探究心を深めています。
同学園の自由研究は週1回2時間の授業で、さまざまな分野から自発的に1年間を通して研究に取り組みます。「約10年前、理科の環境学習の授業の中で、サンゴの白化現象を取り上げたのが最初でした。実際に石垣島に行き、絶滅の危機に瀕している実態を目の当たりにして、生徒たちの関心もさらに強くなりました」と、顧問の今井航先生。
2015年には生徒たちが飼育したサンゴを石垣島の海に戻すことに成功するなど活動が活発化する中で誕生したのが、クラブ活動のサンゴ研究部です。自由研究で参加するサンゴ班と部活動で所属している生徒たちが合同でサンゴの観察・飼育を行うと同時に、生徒たちの興味はさらに、サンゴから派生してウニ・ナマコなど他の海の生物にも広がっています。
「生徒たちは自発的に、神奈川県水産技術センターなど研究に協力してくれる外部機関へのやりとりや交渉も行っています」(今井先生)。クラブ活動から、研究を通じて生徒たちの積極性やコミュニケーション力の成長にもつながっています。
ハンドベルクワイア部はZOOMでベルの打ち方練習
ハンドベルクワイア部にとって、コロナ禍の練習は難題でした。“密”を避けるために、部員全体で集まることができないからです。手探りの練習方法に悩んでいると、「卒業生の先輩からオンラインでやってみたら? とアドバイスされました」と北本真悠さん(昨年度部長)。とはいえ、低音部のベルはケースも含めると1個4キロ以上!「オンライン練習のたびに、担当するベルを持ち帰るため、保護者の方に車で送り迎えしてもらいました」(北本さん)。
また、公演回数の多さも同部の特徴ですが、東日本大震災後から夏恒例だった東北演奏旅行も中止に。「毎年、同じ民宿に泊めていただいたり、年賀状を交換」するなど交流を続けていた地元の方々には、演奏動画のCDにメッセージを添えて送りました。
春の定期演奏会は、東京・サントリーホールで人数制限をして開催。会場に来られない観客のためにYouTubeでライブ配信もしました。制約が多い中でも、「自分たちにできることをやっていこう」という部員たちの熱い思いがコロナ禍の部活動を支えています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
玉川学園中学部・高等部
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