私学探検隊

グローバル社会に羽ばたく人材を育成する国際教育

繰り返し教科書を学び英語力を伸ばす
西武台千葉中学校では、校名にも含まれる「武」の持つ精神性を重視、「他人を思いやる気持ち」や「礼儀正しさ」「自らを律して高めようとする強い精神力」などを教育活動全般に活かしています。学校の特色のひとつが、充実した国際教育です。英語の実用力強化として導入しているのが、「5ラウンドシステム」です。
「5ラウンドシステムとは、1年間に教科書を5回繰り返して使用する授業スタイルです。1回1回のスピードは早くとも、目的別に教科書を5回学ぶことで、着実かつ効果的に学力が習得できます」(福島英行教頭)
授業は「聞く→文字認識→読む→文の構造→自分の言葉で話す・書く」の順番で繰り返され、赤ん坊が言語を習得するように体感的に英語を学ぶことができます。
「自然と英語に馴染んでいくので、英語ギライがなくなり、ほとんどの生徒が抵抗感なく英語を話したり、意見を述べるようになります」(国際部主任・船水悦子先生)
中3までの英検準2級合格率が以前は30%だったのが、4年前に5ラウンドシステムを導入して73%まで向上(昨年度)。「リスニング、スピーキングはもちろん、ライティングの力が大きく伸びているのを実感しています」(船水先生)

段階別に実践!「実用英語プラットフォーム戦略」

ネイティブの英語講師と英語漬けの1日、または2日間を体験する「イングリッシュ・ブート・キャンプ」

ネイティブの英語講師と英語漬けの1日、または2日間を体験する「イングリッシュ・ブート・キャンプ」

5ラウンドシステムで強化した英語力を完成させるために「実用英語プラットフォーム戦略」として、中高を通じて学年に応じた英語体験プログラムも用意しています。
中1ではキッザニア東京で「英語de職場体験」。ネイティブの英語講師と少人数のグループに分かれて日本語禁止の英語漬けの1日を過ごす「イングリッシュ・ブート・キャンプ」は、中1では日帰り、中2は1泊2日の宿泊で実施します。中3はカナダへの語学研修や、浅草で留学生と一緒に「英語de散策」などを行い、英語力の実践にチャレンジ。さらに高校では「11日間ホームステイ体験」や「3カ月留学プログラム」への参加へとつなげていきます。
同校の国際教育は英語圏に限りません。高2の修学旅行は台湾を訪れ、現地の姉妹校・台北市立陽明高級中学校と交流。英語でディスカッションしたり、文通をしたりしてきました。昨年度は、コロナ禍で実施できなかったこともあり、本年度からは課外活動の一環として、高校生25名が陽明高級中学校の生徒とオンラインでの交流をスタートしました。2カ月に1回のペースで、3~4人のグループごとに分かれて英語での会話や議論を行っていく予定です。
「PC画面越しでも楽しそうに英語で会話をしていて、これからもぜひ続けて参加したいという声が多く聞かれました」(船水先生)
ほかにもオーストラリアや中国に姉妹校があり、語学を実際に使ったり、異文化に触れる貴重な機会になります。
「リベラルアーツを学ぶ『教養講座SSK』では、中国語講座もあります。グローバル化が進む中で、英語以外の外国語を学ぶ機会も提供していきたいですね」(福島教頭)。
コロナ禍でもオンラインの活用や国内や地域でできることを充実させて、途切れることなく生徒たちのグローバル精神を育んでいます。

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

西武台千葉中学校
[学校HP]https://www.seibudai-chiba.jp
〒270-0235 千葉県野田市尾崎2241-2 Tel.04-7127-1111

最寄駅/
東武アーバンパークライン「川間駅」徒歩17分。
スクールバス:「川間駅」6分、「境・関宿方面」「坂東方面」も運行。

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