夢を社会的使命に繋ぐ国際教養人として未来社会を幸せに生きて欲しい
成長段階にあわせたクラス編成
2019年に男女共学化を図り、今年度で3年目を迎えた本校の教育の特長は、中学段階では男女の成長を踏まえた男女別クラス編成を取っていることです。特に中1は、1クラスを20名前後の少人数で編成しています。生徒一人ひとりが自己肯定感を高め他者理解を育むことと、学習習慣を確立させることがねらいです。
女子クラスは多様な英語のカリキュラムを行い、グローバルな視点で幅広く教養を身につけるリベラルアーツクラスです。男子クラスは、英語に加え、数学を基軸とした理数特進クラスです。中3の数学ではアルゴリズムを学びます。
未来にはばたくプログラムFLAP
女子クラスでは、独自のプログラムFLAP(Fujimigaoka Liberal Arts Program)がスタートしました。ヴァイオリン、油絵、英語多読多聴、国際教養講座の4つのプログラムを中学の3年間で完結させます。
現在の社会は、VUCA(不安定・不確実・複雑・曖昧)の時代であり、既存のルールやスキル、論理思考も変化していきます。そのような未来社会を幸せに生きるためには、道徳や倫理に基づいた、自分自身の行動を律するような行動規範の美意識が必要です。そのためには、感性を磨き、心を豊かにすることが重要です。
活きた英語力の養成
語彙力や文法力重視の英語教育と、コミュニケーション力重視の新たな英語教育との両輪で、Lingua Francaとしての「活きた英語」を育みます。
毎日英語に触れ、抵抗感をなくすため、中1、中2にネイティブ副担任制を導入しています。中3と高1は、英会話の授業に加え、オンライン英会話も授業枠で必修です。この取り組みのおかげで、英語が苦手だという生徒はいますが、英語が嫌いだという生徒はほとんどいません。英検受検も必修化しており、とても栄誉ある「ブリティッシュ・カウンシル駐日代表賞」をいただきました。中3で必修の海外研修や、AUSターム留学、中1から参加できるCEBU島英語研修も9年前から実施していますが、コロナ禍のため、昨年度は中止しました。今年度も中止または代替案を検討中です。
英語を母国語としない留学生(多い時には10か国以上)を学校に招いて行うオリジナルプログラムのGlobal Eyeは、生徒4~5名に1名の留学生でグループをつくり、全て英語で取り組むPBL(問題解決型学習)です。中3ではグローカルをテーマに実施しています。今年度からはSDGsをテーマに高1でも行います。生徒たちがLingua Francaとしての英語を実感するプログラムです。
国語ディクテーションを導入
さらに今年度から中学の国語の授業に「国語ディクテーション」を導入しました。国語力は全ての学びの基礎です。ICT教育が普及する中で、デジタルネイティブ世代の子供たちに欠けている、聴く力や書く力を伸ばしていきます。
社会的使命を果たす国際教養人に
未来社会の主人公は生徒たちです。未来社会を幸せに生きて欲しいと願っています。そして、品位と教養をかねそなえ、高い志を抱き、Noblesse obligeの精神で、自らの夢を社会的使命へとつなげる国際教養人として活躍して欲しいと思います。その礎を築くのが私たち教師の使命なのです。
2023年に、創立100周年を迎える横浜富士見丘学園。未来を見据えた学校改革は現在進行中です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
横浜富士見丘学園中学校
[学校HP]https://www.fujimigaoka.ed.jp/
〒241-8502 神奈川県横浜市旭区中沢1-24-1 Tel.045-367-4380
最寄駅/
相鉄本線 いずみ野線「二俣川駅」徒歩15分。