私学探検隊

卒業生によるチュータープロジェクトが始動!社会人の卒業生による講演も進路を考える機会に

今年度から「学習体制リノベーション」を実施

清泉女学院中学校では、今年度から学習体制リノベーションを実施。これまで築いてきた伝統的なアカデミックな授業を土台に、思考力・判断力・表現力を伸ばす協働学習の充実をはかっています。例えば、授業時間が45分から65分に増え、土曜日は隔週登校となり、総合学習、探究活動を中心とした清泉独自の活動を行っています。また、2学期制から3学期制となり、長期休みの前に学習や行動の振り返りがしやすくなりました。さらに中学では3年間かけて「My Story Project」に取り組み、自分らしい表現方法で興味・関心のあることを形にして発表。社会で起こっていることにアンテナを張ることにより、高校からの進路探究につなげます。
こうした動きの中、卒業生の大学生によるチュータープロジェクトもスタートしました。今年度は今年3月に卒業したばかりの大学1年生が土曜の自由登校日に自習に来る中学生に国数英3教科の指導を行っています。また、同じ時間帯に日本語に不安のある帰国生に対し、ドリル教材を使ってチューターが日本語を指導しています。今回はチューターの中から、帰国生担当の荒木里奈さん(慶応義塾大学)、一般生に主に文系科目を教えている秋山友美さん(上智大学)、大森颯蘭さん(青山学院大学)の3人にお話を伺いました。

後輩を指導し、大好きな母校に貢献

生徒の目線に立って、的確なアドバイスを与える

生徒の目線に立って、的確なアドバイスを与える

荒木さんは「帰国生の生徒たちはみんな明るくて、心を開いてくれるのが嬉しいですね。国語の文法を教えるのが難しく、私もブラッシュアップしなければと感じています」と話します。「卒業してもこういう形で母校に貢献できるのが嬉しい。自主性のある後輩ばかりで感心しています」と話すのは教員志望だという秋山さん。大森さんは「私の中学時代よりもみんなしっかりやっていてすごい。積極的に質問してくれる生徒が多いけれど、私の方からも声をかけるようにしていきたいと思います」と話してくれました。3人とも充実した中高生時代を送っていたそうで、文化祭、体育祭などの行事や、何気ない日常の学校生活の日々の中で大切な思い出がたくさんできたといいます。「清泉は生徒の活躍の場が多い学校」「多様性があり、尊敬できる友達ができる」「野外学習など、自然と触れ合う機会が多い」など清泉ならではの良さも教えてくれました。

高校生向けには卒業生の講演会も

土曜日の探究活動では、高校生を対象に社会人の卒業生による講演会も行っています。卒業生から職業経験や在校生へのアドバイスなどを話してもらうことにより、進路を考えるきっかけとなっています。「同じ学校の先輩が話してくれるのはロールモデルとして魅力的に感じるようです。このほか大学の出張授業なども行い、生徒たちの進路探究につなげています」と入試広報部長の瀧康秀先生。憧れの先輩から学ぶことにより、生徒たちにとっての受験や将来の夢が漠然としたものから、より具体的なものになっているようです。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

清泉女学院中学校
[学校HP]https://www.seisen-h.ed.jp/
〒247-0074 神奈川県鎌倉市城廻200 Tel.0467-46-3171
最寄駅/
JR京浜東北線など「大船駅」からバス5分「清泉女学院」。

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