社会の仕組みとつながりを肌で感じる大学の学びを体験する高大接続プログラム
社会とつながるから面白い
面白いから主体性が高まる
生徒の自主性を育み、チャレンジをバックアップする多摩大学目黒中学校。ここ数年、国公立大学や難関私立大学への進学実績を伸ばしています。５年前からは付属校としての強みを活かし、知的好奇心を刺激する「高大接続プログラム」にも注力。
校外アクティブラーニング活動として設けられたこのプログラムは、中学３年生～高校２年生の希望者を対象に放課後を利用して実施。実学に根差した多摩大学の協力のもと、社会の仕組みや流れを学びながら理解し、社会とのつながりを意識できるプログラムになっています。今年度は、「起業体験ＳＧ（Study Group）」「異文化体験ＳＧ」「プログラミングＳＧ」「投資戦略ＳＧ」の４つを展開しており、約80名の生徒が参加。中には部活とかけ持ちでの参加、ふたつのプログラムに参加という熱心な生徒もいます。
「多様な経験をもつ多摩大学の先生の指導を受け、生徒たちは実社会につながる学びに取り組んでいます。名称はプログラムとありますが、生徒それぞれが課題を見つけ、日々の学びや講義で得た知識を駆使し、探究心を高めながら解決方法を思考するアクティブラーニングがベースになっています」。そう話す新教育研究部長の谷川貴信先生の言葉通り、生徒たちは時には学校を飛び出し、積極的に活動。投資戦略ＳＧでは、ポートフォリオを組むにあたり企業をもっと知りたいと、先生のアドバイスを受けながら自ら企業に連絡を取り見学を実現。プログラミングＳＧでは大学の先生に願い出てオンラインでゼミに参加するなど、自分たちが設定した目標の達成に向け、主体的に活動の幅を広げ深めています。
挑戦する楽しさを実感しながら進路や将来の自分を描く
アクティブラーニング祭では、投資戦略ＳＧと起業体験ＳＧから3チームが活動報告を実施。仲間と対話をしながら活動を進めることで、自分の適性を理解できるようになるのも、このプログラムの特長です。
高大接続プログラムは外部大会への参加や検定など活動の目標を定めており、毎年多摩大学で開催されるアクティブラーニング祭にも参加。各ＳＧが活動報告を行っています。昨年度は制限がある中での活動でしたが、12月上旬のアクティブラーニング祭には参加することができ、大学の先生方からフィードバックを受けました。特に投資戦略ＳＧでサブスクリプション型のビジネスモデルをもつ会社を投資のテーマにしたチームには、次々とハイレベルな質問が寄せられました。「サブスクリプションは一昨年『日経STOCKリーグ』で入選した作品です。入選により生徒たちの意欲がさらに高まり、昨年は内容をブラッシュアップして挑みました。このような成功体験、挑戦する楽しさや学びの面白さを実感することで、進路に対する意思やその先の将来につながってくれれば嬉しいですね」と、谷川先生。実際、このプログラムにより、明確な目標をもち進路決定ができたという生徒もいたそうです。
今年度からは異文化理解を深め、世界への関心を高める「異文化体験ＳＧ」も新たに開始。より充実した高大接続プログラムは、生徒たちの未来を広げるきっかけになっています。
| 起業体験SG | 日本政策金融公庫の起業セミナー、企業訪問などを経ながら、新商品や新しいサービスを考えていきます。さらに、「高校生ビジネスプラン・グランプリ」出場に向け、自分たちの手でビジネスプランを作ります。 |
| 異文化体験SG New | 多摩大学の学生、藤沢市の高校生と共に中国、昆明市の学生とオンラインでつながり、テーマ発表や交流を行うなど、アジア圏の学生との継続的な文化交流を図ります。 |
| プログラミングSG | プログラミングスキルを客観的に測定する「TOPSIC」を利用しながらプログラミング言語Pythonを習得。「企業・学校対抗プログラミングバトルPG BATTLE」に挑戦します。 |
| 投資戦略SG | 金融のしくみや株式の基礎を学んだ後、株式投資学習プログラム「日経STOCKリーグ」を目指し、チームで議論しながら投資テーマを決めてレポートを完成させます。 |
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
多摩大学目黒中学校
［学校HP］https://www.tmh.ac.jp/
〒153-0064 東京都目黒区下目黒4-10-24 Tel.03-3714-2661
最寄駅／
JR・東急目黒線・メトロ南北線・都営三田線「目黒駅」徒歩12分またはバス５分「元競馬場前」徒歩１分。
スクールバス：東急東横線・メトロ日比谷線「中目黒駅」から10分。