目指すのは立正版スタディサプリ!ICT機器を活用した誰も取り残さない教育の実現
2021年度からiPadを導入開始!
2021年度から年次進行でICT機器の導入を進めている立正大学付属立正中学校。今年度は、中学1年生に一人一台のiPadが導入されました。さらに、校内の80%超でWi-Fi環境が整備されており、ICT機器を用いた学習環境が着実に整備されようとしています。ICT機器を活用してどのような学びを実現しているのか、今後の展望等について、ICT環境の整備をご担当されている杉山茂巳先生にお話を伺いました。
まずはICTリテラシーを身につけさせること!
「本校では、2017年に教室の一部無線化を実施、さらに電子黒板を導入する等、以前よりICT環境の整備に力を入れていました。数年間かけて段階的にタブレットの導入を本格化させる計画だったのですが、コロナ禍の影響により、計画を前倒しし、2021年度から年次進行で導入をスタートしています。なお、昨年はBYOD方式でリモート授業等を実施いたしました。本校では、授業中の教材の配信や、アウトプット(まとめや成果物)の共有、さらには生徒会選挙等の学校行事にいたるまで、様々な場面でICT機器を活用しています。
生徒に求めているのは、ICT機器の正しい使い方(ICTのマナーやリテラシー)を身につけることです。スキルは指導していなくても徐々に身につけることができますが、マナーやリテラシーは指導をしていかなければなりません。そのため、担任の先生がフォローをしながら指導をしています。担任の先生方は、定期的に研修会を行い、スキルアップを図っています」(杉山先生)
目指しているのは「立正版スタディサプリ」!
「4年後には全学年がICT機器を持つことになります。授業において、どのポイントでICT機器を使うのが効果的なのかを探っているところです。従来の授業とICT機器を融合させて、ICT機器を最大限に活用した授業を目指しています。
他にも、立正版スタディサプリを作る計画があります。大学入試問題解説をオンデマンドで視聴できる等、自習で使えるプラットフォームを作っています」(杉山先生)
ICTを活用して生徒一人ひとりと密にコミュニケーション
「ICT機器を活用して個別指導にも役立てています。例えば大学入試に向けた英作文の個別指導や、個別に課題を配信することに活用しています。他にも、生徒の個人的な悩み等に応えるために、個別面談の際にも活用しています。一人ひとりを大切にしていくために将来的には、欠席した生徒に対して録画した授業を配信できる環境も目指しています」(杉山先生)
「ICT機器を導入することで、家庭と学校の結びつきがより強くなりました」という杉山先生の言葉の通り、家庭と学校、生徒一人ひとりを大切にする、面倒見の良い学校だと、改めて感じました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
立正大学付属立正中学校
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最寄駅/
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