教科以外の幅広い学びの機会を提供。教養に触れ 経験値を増やすことが、新たな発想力を育てる
教養から学ぶ経験が将来の糧になる
西武台千葉中学校では、2019年から「教養講座 SSK」をスタート。「学びにはいろいろな形があります。普段の授業以外に、教養(リベラルアーツ)を学ぶ機会は大きな財産となります。いろいろな教養に触れる経験値が、将来、何かの形で必ず役立つはずです」と福島教頭先生は語ります。講座には生徒だけでなく、教員や、ときには保護者も一緒に参加し、垣根を超えた学びができることも魅力です。
「教養を深めることで、新しいアイデアや価値創造ができる人材に成長してもらえたら、と期待しています」
気象予報士試験合格を目指し教師も生徒も学ぶ
地元の気象予報士の方が講師となり、毎週水曜日2時間ほどの講義を受けます。生徒だけでなく、私のような教員も一緒になって、気象予報士の勉強をしています。気象変動が激しくなる中、天気図が読めることは、将来、役立つ機会が多くあるでしょう。気がつくと、生徒たちも空を見上げる機会が増えているのがうれしいですね。この講座から気象予報士試験の合格者がいつ出るのか、今から楽しみです(薄井先生)。
手話で意思の疎通ができる喜びを体感
毎月1回、講師を招き、20人ほどの生徒が手話を教えてもらっています。講座中は手話か筆談でコミュニケーションを取っていますが、どの生徒も集中して熱心に学んでいますね。まったくの初心者だった生徒も、手話で名前を表現したり、自分の気持ちを伝えられるようになると、ひときわうれしそうな表情を見せています。今後は「手話甲子園」や手話の検定などを目指して、さらにレベルアップしたいですね(馬上先生)。
野田市川間の歴史を学び、探求する力を
校舎のある野田市川間地区。この川間エリアの江戸川・利根川を中心とする地形の変遷とそれに伴う水運の発展、関宿城、野田醤油など地域ゆかりの歴史を年5回の講義で学びます。そのうち1回は現地視察で、保護者の参加も可能です。この講座を通して、自分の学び舎のある地域に興味を持つようになってほしいですね。自ら学びのテーマを見つけて探求し、プレゼンする力へと結びつけてほしいと思っています(逆井先生)。
中国語の日常 会話を発音のコツから学ぶ
本校では、第二外国語の選択授業に中国語があり、台湾修学旅行、中国の姉妹校との交流など、中華圏との積極的な国際交流を図っています。生徒たちの中国語への関心も高く、教養講座では日常会話でよく使う実践的な中国語を学びます。中国語は発音が難しいのですが、中国出身の教員である私が発音のコツを丁寧に教えますし、中国からの留学生も参加して、国際色豊かな雰囲気で楽しく学ぶことができます(盧先生)。
茶の湯からもてなしの和の心を
本校には茶道部がなく、その代わりに本年度から教養講座で茶道をスタートしました。平日、月2回、1時間半ほどの講座ですが、生徒たちはみんな真剣に参加して、日本文化の厳粛な雰囲気を楽しんでいます。所作や作法の習得はもちろんですが、お茶やお菓子をいただけるのも、生徒たちにとってはお楽しみになっているようです。日本人として知っておきたい和の心を、楽しみながら身につけてほしいですね(伊東先生)。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
西武台千葉中学校
[学校HP]https://www.seibudai-chiba.jp
〒270-0235 千葉県野田市尾崎2241-2 Tel.04-7127-1111
最寄駅/
東武アーバンパークライン「川間駅」徒歩17分。
スクールバス:「川間駅」6分、「境・関宿方面」「坂東方面」も運行。